(二)-3

 そのベッドの上に女を寝かせた。ディスカウントストアで買った手錠を女の両手にそれぞれはめて、左右両方を黒いパイプベッドのヘッドボード部分のポールにはめてロックした。

 さらに女の両足首にも手錠をはめて、パイプベッドの左右それぞれのふちの部分のバーにはめてロックした。

 こうして女をベッドに大の字に寝かせることに成功した。以前はここに至るまですら大変だった。さすがに五回目になると慣れたものだと自分でも思う。


(続く)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る