(二)-12
そんな中で、臨港警察署の淵野辺警部とその部下の下溝隼巡査部長は、古淵警部と共同して披露宴列席者の事情聴取を行うことになった。
鑑識も到着し初動捜査は橋本さんたちから引き継がれて進められた。
そう長い時間ではなかったが、本来明るい話題などで盛り上がるはずであった雰囲気は、会場の装いとは裏腹に、すっかり沈んでしまっていた。おしゃべりしていれればあっという間に過ぎ去るハズの時間も、事件の行方を考えると口数も少なくなり、時間の長さもいつも以上に長くなった。
(続く)
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