(二)-6

 次に私は新婦の控え室のドアを開けた。というのも親友の真紀が心配だったからだ。あれだけの爆発だ。無事では済まないだろう。壁があるなら生きている可能性はあるが、最悪の可能性も十分考えられた。

 ドアを開けて新婦控え室を覗き込むと、部屋の真ん中当たりの新郎控え室側の壁が崩落していた。

 真紀の方は幸い無事だった。白いウェディングドレスは既に脱ぎ、青いドレスに着替えたところであった。他に真紀のそばにスタイリストさんが一人いた。そして部屋の手前側で、もう一人スタイリストさんが倒れていた。


(続く)

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