昭和96年葉月2日 米利堅国の日

 伍輪の大戦は激化の一途を辿っていた。

 金の勲章を狙っていく上で必ず一戦を交える存在、伴天連米利堅国である。

 セ界、パ諸共に見覚えのある兵士が何名か見かける。

 しかし、いずれはあたる存在、負けてもなお勲章の好機はある。

 思う存分、行くしか無いのである。

 日ノ本軍の指揮官は予想家まーくん、現在の日ノ本軍の中でも唯一伍輪の大戦を知る者であった。

 序盤より大須亭の脅威を受けながらも3の刻まで見事な守護をする予想家まーくん。

 裏では魔族ヨシュア・マサタカともののふギータの援護が入り、これからだと言うときの4の刻、さすがの予想家まーくんでも予想が付かない事態が起き戦局を返される始末。

 しかし、裏では予想家まーくんの幼年時代の盟友、内角魔眼の使い手坂本少佐の左翼砲撃が命中、戦局を均衡にし予想家まーくんの黒星を取り消す事に成功する。

 5の刻、救援に来た雨乞い師青柳、号砲の雨を受けてしまう始末。

 もはや致命傷と言える号砲であったが、裏で聖闘士の号砲、菊池忍軍の煽動が成功し戦局逆転の手前迄来る。

 その後、米利堅国軍優勢で戦局は9の刻まで流れる。

 米利堅国軍の守護を任せられたのは神宮スワロー帝国のマンハッタンポリスマクガフであった。

 魔族ヨシュア・マサタカは攻略したが聖闘士とフレイムナイト浅村を進軍させてしまう。

 日ノ本軍に好機が訪れ、もののふギータの玉砕作戦により戦局を均衡するのであった。

 10の刻…今年の大戦では未知の領域である。

 稲葉総司令は硫黄島の決勝を発動。

 栗林中将には不利な展開を受けてもらうが不利な展開なぞ何のそので乗りきってしまう。

 そして、裏では村上水軍を退却させアーチャー栗原を召喚、陽動作戦を行い米利堅国軍にプレッシャーを与える。

 米利堅国軍の前には局地解放兵器甲斐キャノンが現れる。

 守護隊を厚くする米利堅国であったが甲斐キャノンの砲撃は遥か右翼に着弾、米利堅国軍は対応できず一度軍を引き上げる事になり、金勲章の為に再上陸作戦に移行するのであった。

 一方日ノ本軍、金勲章まであと2勝と相成った。

 相手となる大韓帝国は油断ならない相手であった。

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