オープニングラウンドの章

昭和96年文月28日 土弥尼加共和国の日

 伍輪の大戦が開戦された。

 日ノ本軍は伴天連土弥尼加共和国と事を構える事になった。

 日ノ本軍の目の前には見慣れたメルセデスベンツであったが、大読売帝国軍のメルセデスベンツでなく本日は土弥尼加共和国軍のメルセデスベンツであった。

 日ノ本軍は猛牛山本に先発隊の指揮を執らせ開戦となった。

 両軍6の刻まで均衡を保つが、7の刻救援に来た雨乞い師青柳が土弥尼加共和国軍に一掃される始末。

 裏では村上水軍が特攻を仕掛けるが戦局は土弥尼加共和国軍有利のままであった。

 9の刻、硫黄島の決戦を仕掛けた日ノ本軍であったが頼みの栗林中将が被弾。

 もはや万事休すとなった裏では、村上水軍が火ヤクを持ち出し甲斐キャノンが炸裂、土弥尼加共和国軍を包囲する。

 この包囲の好機に内角魔眼の使い手坂本少佐が中央突破に成功し見事に土弥尼加共和国軍を打ち破り白星勲章となった。

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