ごきげんよう、はじめまして。
飯田様のレビューを拝見し、不思議なタイトルに魅かれて拝読させて頂きました。
フェア、じゃない。
友達だからこそ、フェアでありたい。
友達だからこそ、苦しみを抱えたままで接していたくない。
恋心と友情の板挟みなんて、そんなどちらにとっても負の感情に振り回されるのは真っ平だ。
そんな涼子ちゃんの、力強い意志が胸に迫ってきました。
雪歩ちゃんにも誠実でありたい。
そして偶然にも互いの苦しみや本音を曝け出した彼にも誠実でありたい。
もちろん自分が初めてみつけた恋心にも誠実であり続けたいのだ。
そんな涼子ちゃんの覚悟と、周囲の人々への優しさが心に染みました。
願わくば、この涼子ちゃんの誠意が、雪歩ちゃんにも届きますように。
この涼子ちゃんの覚悟と勇気と優しさが、彼女達の明日を明るく照らしてくれますように。
そんな祈りが胸に灯る読後でした。
素敵な物語を、どうもありがとうございました。
作者からの返信
おだ しのぶ 様
お読みくださり、ありがとうございました!
飯田さんが寄せてくださったレビュー、とても素敵ですよね。私も惚れ惚れしながら読ませていただきました。
フェアじゃない。そう気づいて、動き出した涼子の心に寄り添っていただけて、とても嬉しいです。苦しみや本音を曝け出すことは、とても勇気が必要なことだと思います。自分の気持ちに向き合おうと覚悟を決めた涼子はもちろんのこと、彼女を取り巻く全ての人たちが、最高の未来に辿り着いてくれたらいいなと、私自身も願っています。
やっぱり心の機微が鮮やかに変わっていってすごいなぁ、ゆずこさんは。
乙女の青春ってこんなに色合い豊かなのね……。
飯田さんは剣を振るか女に振られるかしかしなかったから……。
作者からの返信
飯田さん、お読みくださりありがとうございました! 涼子たちの為の美しいレビューも、ときめきながら読ませていただきました……! 恋は戦いですね。本当に。
誰が誰を好きだとか、周囲の人たちの恋模様が、最も身近で、時々その近さに窮屈さを感じる日々が、私にとっては中学生時代かなぁと思っています。
そんな日々の中にも確かに存在する色鮮やかさを、描き出せていたら嬉しいです(*´ω`*)
そして私も、「こんな青春を送りたかったな~」という思いを、スプーンひとさじほど込めました笑
すごく良かったです!!
そわそわ変わっていく周りと、なかなか変われない自分と、自分じゃどうしようもない親や家族のこと。
そんなわだかまりが、夕立の勢いと自転車の全力疾走で吹き飛んだような清々しさが素晴らしいです。
周りに溢れる青でもピンクでもなく、自力で虹を見つけたんですね。
視界が急に晴れて、目に映るものがきらきら輝き始める瞬間を得る、心地よい読後感でした!
作者からの返信
すずめさん、お読みくださりありがとうございました!
今回も作品に込めたかったものを全部まとめて掬い上げていただけて、とっても嬉しいです……! 虹を見つけたというお言葉がもう尊さの塊です( ;∀;)
「変わる」ことって、すんなりできることもあれば、なかなかうまくいかない場合もありますもんね。親や家族のことなんか特に。
この作中世界の空みたいなわだかまりを、思いきり吹き飛ばしてきました。もともと活発なタイプの涼子らしい選択だったなぁと、改めて物語を振り返った私も感じています。
ラストできらきらしている涼子の姿を、すずめさんにお見せできて良かったです!ヾ(*´∀`*)ノ
面白かったです。
青春というか、学生の間ってどうしても親という存在に振り回される部分があって、そういうものを不本意に思いつつ、それが悪くないものだって気づき始める瞬間って確かにあって、それを思い出しつつ読みました。
そういう意味では隼人が好きだなぁと思いつつ読んだのですが、主人公の涼子の青春とか恋とか単語で言えば簡単なものだけれど、それをすんなり飲み込めない感じも分かるなぁとなって魅力的なキャラクター造形に脱帽致しました。
こうなってくると、雪歩にも抱えていたもの言葉にできなかったものがあったんだろうなぁと思う次第です。
一初ゆずこさんの作品は上手いなぁと改めて感じました。
作者からの返信
郷倉さん、お読みくださりありがとうございました!
学生の間の親との関係、すごくよく分かります。ままならない感じとしっくりとくる瞬間を、これから段々と知っていく時ですよね。隼人の考えや、涼子が抱いた居心地の悪さにも、共感していただけて嬉しいです。
雪歩もまた抱えた「何か」は、このラストを迎えたあとの世界で、ひょっとしたら涼子との友達付き合いを通して、展開されていくかもしれませんね。
お褒めの言葉を頂戴したところを、もっともっと伸ばしていけるように、日々精進して参ります(•ᵕᴗᵕ•)⁾⁾
お邪魔します。
とても面白かったです!
中学生にあがると途端に青春だ!恋だ!と盛り上がりますよね。友達に協力してもらったり、違うクラスの子を見に行ったり、懐かしくなりました。私だったら友達と好きな人が被ったらすぐ諦めると思うので、涼子の真っ直ぐさが眩しかったです。
一初さんの描く人間ドラマはどれも私の好みド真ん中で、読んでいて幸せです(*´ω`*)
作者からの返信
浅川さん、こんばんは! 青春短編にもお越しくださり、ありがとうございました!キャー好みド真ん中と言っていただけて、すごく嬉しいです!(灬ºωº灬)
本当に、中学生に上がった途端に、青春とか恋とか、小学生の頃にはまだ遠かったはずのものが、グッと身近に迫ってますよね。今作で描いたような協力や、気になる子を違うクラスまで見に行くというドラマも、きっと今もあちこちの学校で展開されているのでしょうね。
私も、友達と好きな人がかぶったら諦めてしまうタイプだと思います。涼子にはうちの子ながら憧れていたので、眩しいと言っていただけて嬉しいです(*´◒`*)
このお話は、短編で描いてきた人間ドラマの中でもとりわけ思い入れが深かったので、こうして温かなお言葉をいただけて、格別の嬉しさがありました。重ね重ねになりますが、ありがとうございました!