ちょっとサッカーの話 東京五輪日本代表激闘譜
幼卒DQN
第1話 だが、W杯への1ページに過ぎない
「南アフリカ戦。
日本は……まずは冨安不在に驚いた。左足首の怪我で離脱。
そして左SH。スタメン、三好。
身体能力の高いアフリカンには相馬の速さは活きないと言うことだろうか。それよりも。相馬の足を取っておきたかったということかもしれない。
三苫が健在なら、二人でターンオーバーする予定だっただろう。だから相馬を温存したかった。
でも。
いくら南アフリカがコロナで2人離脱して練習もうまくできなかったからといって、舐めすぎじゃないだろうか。
それと、2戦目に三苫が間に合わないということか。
メキシコと戦うために、万全の相馬が必要ということだ。このスタメンで南アフリカに勝たねばならない。
南アフリカは適度なリトリート。ベタッ引きではなく、アタッキングサードに入らせないよう最低限のプレス。日本の暑さを考慮。
日本は慎重に攻めた。低い位置でボールを奪われないように気を配ってパス回し。攻めは遅くなるが、カウンターを浴びることもない。相手にブロックを組ませてから、点を取りに行く。
決定機は何度か迎えたが活かせず。
後半、日本は圧力を増した。だが崩せない。
60分を過ぎた頃、南アフリカが少しずつ前に出た。
南アフリカとて次戦はフランス、そしてメキシコ。この試合で勝ち点3が欲しいのは同じ。だが不慣れな蒸し暑さにやられ足が重い。
そこを久保が右サイドから斬り込んで、DF二人がキーパーのブラインドになったところを見計らって左足を振り抜く。緩いインフロントキック、巻いてキーパーの死角からファーポストに当たってゴール。
直後、中山に替えて旗手を投入したのは失敗だった。捨て身で攻めてくる南アフリカに旗手は押され、突破を許す。仕方なく堂安に替え町田を投入し旗手には前に行って貰い、応急処置を施した。
南アフリカはそもそもベンチにいるフィールドメンバーが4人。2人しか交替しなかった。体力的に厳しい。少々審判が味方になってくれたのが救い。
日本が逃げ切る。
試合後、森保監督は『できればもっとゴールを奪って、もっと楽な試合にしたかったですけど……』と吐露した。南アフリカは想定を超えていた。
結果的に言えば、相馬の負担を減らせたことは正解だった。
メキシコ戦。
スタメン。CFは状態が回復していれば上田。そうでなければ前田を予想していた。
また林? 中2日じゃねえか。しかも結構走ってただろ。
果たして。林はこの試合も走った。
確かに、決定機はなかった。相手の脅威になっているのは久保や堂安だ。だが、メキシコがボールを持つと、効果的なプレスを仕掛け優れたファーストディフェンダーになった。
いや。
攻撃時にも、林は走っている。味方を輝かせるために黒子になって。
だから森保監督は重用しているのだ。
強度の高い、運動量の多い戦い。
日本は前へ前へ。
メキシコのハイプレス、そしてショートカウンターを考えれば、正解だろう。後ろでパス回ししてカットされたらたちまち大ピンチ。
東京世代は、闘える。コンタクトを厭わない。
そして。思えば2017年のU20W杯で堂安と久保は抜群の相性を見せていた。注・https://syosetu.com/usernoveldatamanage/top/ncode/899902/noveldataid/8401219/
堂安のクロスはスペースに置かれた。久保が追いついて左足アウトで蹴り込む。そんな蹴り方をされてはキーパーにはギャンブルすら難しい。あの切迫した局面で技術を使える、それが一流の証だ。
そして南アフリカ戦で途中出場にとどめたフレッシュな相馬の縦突破。アフターチャージを受けPK獲得。
あっちゅうまに2点。それでも日本は攻める。田中の完璧な縦パスに堂安が裏に抜け出そうとするところをホアン・バスケスが掴んで倒した。
田中を見ていると。遠藤保仁を想起する。抜群の知性。
ドイツ2部デュッセルドルフにローンが決まっている。地に足を付けた選択、堅実で素晴らしい。
相馬に替えて前田。存在感なし。堂安に替えて三苫。運動量が減った。林に替えて上田。同上。
よって日本は数的優位ながら押し込まれる。
右からのFK。メキシコに出し抜かれ、1人をフリーにしてしまう。GK谷はヘディング対応しようとするがボールは頭を越え、当たらずそのままゴールに吸い込まれた。素晴らしい軌道だった。至近距離でヘディングを止めるのは難しいので、ヘディングが枠に飛んだら半ば諦めていい。もちろんそれよりまずはFKの軌道を抑えるべき。
なんとか耐えて日本は逃げ切る。
フランス戦。スタメンに冨安が戻る。左SHにDFとしては力不足と判断された旗手が回る。CFは酷使された林に替えて上田。
比較的穏やかに始まる。だが日本のパス回しが機能し始めるとフランスは体力を奪われ次第に日本の優位に。
メキシコよりも与しやすく、林のフォアチェックがなくとも問題なし。
そして上田の特長が活きる。日本人離れしたアスリート能力。優れた加速性能でぐいっと右に持ち出してシュートコースを作り右足一閃。GKベルナルドーニはかろうじてボールを前に弾く。これは危ない。できる限り横に、相手のいない方向に弾くべきだ。そうしないと……詰めた久保がゴールに蹴り込む。
日本のパスワークはずさんなフランス守備陣を切り裂いて。スルーパスに抜け出した上田の左足一閃。GKはかろうじてボールを横に弾く。だが、そのボールはふわっと大きく浮いてしまう。そこに駆けてきたのは酒井、豪快に蹴り込む。
酒井の運動量は素晴らしく、相手に寄せられても当たり負けしないので気軽にボールを預けられる。……浦和は確実に強くなる。フロンターレに伍するぐらい強くなって欲しい。
ここで森保監督は思い切って主力を交替し、休ませる。久保を三好に、酒井を橋岡に。
フランスは徐々にラフになった。接触プレーがあれば日本を削りに行く。日本の中にはビビる選手も出てきた。パスが増えて効率が落ちる。
それでも十分だった。フランスは最終ラインを上げて勝負に出る。
70分。
左サイドから旗手が堂安に横パス。だが堂安は前に動いていた。DFも堂安につられ前へ。転がるボールに三好が飛びつき左足を振り抜く。コースは甘く球威もなかったが前にいたDFがブラインドになってGKの反応が遅れた。この日はベルナルドーニの日ではなかった。
堂安に代わって相馬、遠藤に代わって板倉を投入。フランスのプレーは更に荒れた。レッドで一人いなくなり意気消沈。田中に代わって前田を投入。
おまけでカウンター。相馬のクロスに前田が合わせゴール。
前田をサイドで使うのは少々懸念が残る。コンタクトに不安があるのかタックル数が少なく、コースを切る守備に終始している。現状、成長曲線は緩やかだ。
完璧な采配だった。
ただ1つの汚点は酒井のカード累積。まあ、ニュージーランドなら酒井の休養がてらでも勝てなきゃいけないが。
ニュージーランド戦。
左SBに攻撃力を期待して旗手を起用。CFには前の試合休養の林。
不安要素は慢心。ラグビーで有名なニュージーランドはFIFAランク122位。中2日で試合が続く日程では集中力を日本も維持し続けるのが難しい。油断はないか。
ニュージーランドは英語を公用語とするアングロサクソン諸国の1つで南半球に浮かぶ島国ながらヨーロッパの香りを漂わせる。植民地化しようとしたイギリスの影響を受け、よって白人やラグビーとサッカーも輸入された。
5バックで重心を下げたNZに攻め込む。NZはソリッドな守備とラフ気味のコンタクトで対抗。アングロサクソン系の身体能力、がっしりした身体にトップスピード、そして高い規律性に日本は手を焼く。効率良くボールを奪ったらまっすぐゴールをめざす。プレスは控え、カウンターにスタミナを消費する。
東京世代のNZは優秀で、この五輪で見出され移籍し活躍する選手も現れるだろう。
前の試合、林は休養だったのでこの試合先発だった。だが噛み合わせが悪い。NZはシンプルにボールを前に送る。フォアチェックが特長の林の働く場所がない。
そして久保は徹底マークを浴びた。歯車が回らない。パス回しにエスプリが利かなくなり、迫力が出ない。
そして酒井の不在が響いた。困ったときにボールを預ける場所がない。
51分にDFウインストンリードが負傷退場するとNZはアタッカーを投入し4バックに。前からの圧力を高めると日本は前にボールを運べなくなった。NZの体力が落ちない。
69分に林を下げて上田を投入すると、日本は再び攻めに出る。だが攻め疲れが出てキレがない。延長に入ってもぐだぐだ。
この試合日本は2度決定機を作った。遠藤のは浮いて枠外、上田のは安直すぎて止められた。NZも2度決定機があったので互角の試合だったと言えるだろう。
PK戦で技術の差を見せ、日本が勝ち上がる。ただでさえ厳しい日程、延長を戦う羽目になったのは痛手だった。そして冨安にカード累積。
スペイン戦。
絶対に必要だったのはCF林。スペインのビルドアップを妨害しオフザボールで最終ラインを下げさせる。一方左SHは……旗手?
旗手はNZ戦で90分出場している。ちょっと理解できなかった。相馬の縦へのドリブルからのクロスは前のスペイン戦で機能していた。なのに?
前のスペイン戦、板倉のアンカーはスペインのアタッカー相手に十分な存在感を示した。バイタルでフィジカル優位は強みになる。
だが冨安の穴を埋めるため、板倉はCBに下がった。
スペインはユーロ2021でもポゼッション。ボール保持は見事だが決め手に欠け、6試合中90分で点差が付いたのは1試合。ここまでの東京五輪では4試合中1試合だ。
そもそもポゼッションは攻撃的な戦術ではない。相手の守備陣形構築を許容するので得点が難しくなる。その分、守備の時間が減って失点が減る。守備陣形は頭脳戦、パスワークで突破が前提。
ぺップバルサの黄金期のイメージが強いとポゼッション=攻撃的というイメージが強いかもしれないが、往事のバルサは最終ラインを極端に上げ攻め倒していた。
この試合も、真っ向からぶつかって押し込まれ、日本はカウンターを狙う。リーガを経験していればこそ、パスの封じ方は知っている。Jリーグでもそうだ。だが、リーガは最高峰だ。スペインのパスは日本より速さも精度も上。
決定機は少なかった。ギリギリのところで吉田がシュートブロックする様が見事。林は効果的なフォアチェックで貢献。
大会を通じて攻撃で鍵になったのは久保堂安のコンビ。
この試合でも可能性を見せた。一方、旗手は違いを見せられない。
65分、足が止まってきた林に替えて上田。旗手に替えて相馬。
相馬がボールを受けると、得意の縦へのドリブル。パリェホの動きを止めて、前に蹴り出してダッシュしてクロス。ただそれだけ。それだけなのに止められない。この加速性能は日本の武器になる。
うーん。スタメンから見たかったなあ。
一方、上田は今ひとつ。コンディションが悪そうで動きが鈍い。持っているポテンシャルはこんなものではないが。
スペインは右の田中板倉ラインが弱いとみて崩しに掛かる。時間を追うごとに日本は追い詰められていった。
延長戦頭から堂安に替えて前田。久保に替えて三好。
ちょっと早すぎじゃないだろうか。5分は休めただろうから10分は残して欲しかった。それくらい切迫した状況だった。
投入された二人には悪いがもう日本に反撃の芽はなくなった。ただ、前田は守備で奮戦した。スペインは交替選手も優秀で、チーム力が落ちない。
疲れ切った日本を攻め立てると、途中投入のアセンシオがするりと入ってきて右WGオヤルサバルからパスを受けるとペナ角から見事なシュート。日本は崩れ落ちた。
板倉が気が付いてダッシュで詰めるべきだったが、疲労困憊で厳しかったか。
118分、田中に替えて橋岡。これは遅すぎ。負けているのだからリスクを負って構わなかった。
スペインはサイドで時間を稼いで、ゲームを終えた。
戦力差は歴然、ともかくよく戦った。90分を守り切れたことは評価すべきだ。日本のカウンターも悪くはなかった。できることはやった印象だ。
まだまだリーガには遠く及ばないことを噛みしめつつJで研鑽を積み、もしくは海外に出よう。
メキシコ。
53年前。10万人で埋まったメキシコはアステカスタジアム。日本は開催国メキシコと3位決定戦を戦った。日本のサッカー史に燦然と輝くCF釜本邦茂が2ゴールを挙げメダルを勝ち取った。
今回はからっぽの埼玉スタジアムが舞台だ。
スタメンはベストメンバー。ワントップは林。板倉はベンチに。
体の重そうな日本に比べメキシコが精力的に走る。体力に差がある。
高原の国メキシコの首都は標高2,268m。自然と高山トレーニングをしているようなものだ。メキシコ人はタフでたくましい。2日でよく回復してきた。
走力で押され日本は劣勢に、特に堂安が動けてない。
体がついていけない。遠藤がPKを取られた。
遠藤が挽回しようと前に出る。林のヒールパスを受けようとするがGKを蹴ってイエロー。
相馬が攻め上がるとメキシコは2人で対応。対策はできていて縦を切られ、攻めあぐねる。
後半頭から相馬に替えて旗手。
水に落ちた犬は打たないともったいない。セットプレーから遠藤がマークするバスケスのヘディングで2点目。同様にベガで3点目。
森保監督は機敏に反応。三苫と上田を投入。林と中山がアウト。板倉を入れてセットプレーを強化。力攻め。
三苫がボールを持つとしゃにむにドリブル。
ここまでほとんど出場機会のない三苫は、フレッシュだった。ぐいっとようやく足が止まってきたメキシコ陣に分け入り、突破を図る。キレがある。持ち前の深い切り返し。メキシコはノーマークだった異才のドリブラーに面食らう。人垣を作って防ぐほかない。
ようやく、三苫は力を見せた。独力で点をもぎ取る。
五輪の様子を見てブライトン行きが破談になるのではないかと気を揉んでいたが、少なくとも手を挙げるクラブはあるだろう。
林や上田もそうだが、日本はサッカーエリートが大学へ通う、変わった国だ。
大学で豊富な試合経験を積んでも、成長できる。
個人的には複雑な心境だ。クラブでベンチを暖めつつトップクラスの指導者に教わるより、近道があるかもしれないなんて。
日本のクラブは大学年代の試合経験を積む算段を考えるべきだ。現状はベストではない。
力及ばず。日本は一敗地に塗れる。
試合が終わって。カメラは今大会3ゴールを挙げた久保をアップで捉える。意地悪な言い方をすれば、彼は試合終了時のNHK-Eテレ視聴率維持にしばし貢献した。
号泣。
感情の爆発を撮るのがカメラの大好物だ。
清々しいまでの嗚咽は、人々の胸を打った。
勝利への意欲が高い、駆け上がっていく人間、妥協しない人間というのはこういう人なのだ。
才能だけではどうにもならない。
久保は『正直あり得ない。こんな短期間で6試合やって、試合の前日に(キックオフ時間を)変更されて、本当は勝って文句を言いたかったけど、負けたんでこれくらいにして』と語った。
今回の五輪、登録者が22人に増えた。だが、中2日の日程でサッカーを続けるのであればそれでも少なすぎる。日本の酷暑での五輪は更にハード。
ついでに言えば5人交替できるのにベンチに入れるのは7人。少ない。ベンチメンバー11人にすると何か困ることでもあるのか。
皆そんなに疲労困憊のサッカーを観たいのか。五輪の日程が2週間程度しかないのは仕方ない。であれば登録者を増やして少しでも負担を軽減すべきだ。
酷使されるのが判っているのに快く五輪に有望な若手を送り出すクラブがどれだけあるというのか。欧州で23歳ともなればもうルーキーではない。十分な戦力として扱われる。シーズンの準備が遅れ、影響が出る。
各国の真剣勝負になるよう、五輪はもっと若年層の種目にしてもいい。U-20ぐらいが妥当ではないか。若手向けの大会は増えていいだろう。強豪国なのにメンバーが集められないのではむなしいだけだ。
振り返ると、前半3試合は上出来で、後半3試合は不出来だった。
大会後、吉田はローテーションとポゼッションの必要性を語った。
ローテーション。森保監督は、あまり大胆にやる方ではない。ファーストチョイスを優先する。フランス戦は、突破がかかっていた。NZ戦は、対戦してみて、とても強力だった。負けたらそれで終わり。
つまり、ローテーションしている余裕はなかった。ローテーションしたければ圧勝できるチームであらねばならない。中2日がそもそもおかしい。富安、三苫、上田の怪我が痛かった。ローテーションが困難になり、余裕がなくなった。
ポゼッションについては世界の流れに逆行していると言える。それは違うと言う人も多い。だが、スペインはそれで戦っている。そして同様の国はスペインだけではない。
技術に優れた国は、複雑なパス回しで相手を翻弄することで優位な状況を創出する。つまり、日本にも適する。
スペイン相手にリトリートからカウンターを狙ったが、そもそも日本の得意分野ではない。勝ち味は薄かった。
単純な走行距離だけでは疲労度は測れない。走るのと走らされるのでは違う。ボールを保持している方は自分たちの意思で走れるが、リアクション側は相手に対応しなければならず、急激な方向転換を迫られ続ける。
複雑で、知的で、驚きに満ち、うつくしい。
日本は五輪に向け、周到な準備を重ねていた。対して対戦国はコロナ禍だったこともあって圧倒的に不足していた。
ゆえに日本は優位にあった。3連勝したのはこれが大きい。だが、相手国も試合を重ね練度が上がるとチームが完成されてきた。メキシコは一回り強くなって日本の前に現れた。
サポートメンバーに過ぎなかった林が豊富な運動量と献身性でレギュラーにのし上がった。
相手が強ければ強いほど、林が必要になる。FWはそりゃ点を取ることも大事だが、相手のビルドアップの邪魔をするのも能力だ。プレスに知性を感じる。A代表にステップアップも期待したい。守備力のあったFWと言えば岡崎だが、よりスピード型。シントトロイデンへの移籍を決めそうだ。
だんだん風格のようなものが出てきたのが谷。スペイン戦などでは安定感があった。
中山も安定感があった。守備的なSBとして使われるだろう。
これから彼らは続々とA代表入りしていく。W杯最終予選を始めよう」
ちょっとサッカーの話 東京五輪日本代表激闘譜 幼卒DQN @zap
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