惑星ファンフゥンフオン - 4 / 4

侍従が、ナイフを突きつけ王女を岸壁に組み伏せた。


わずかな手勢は、逃亡戦の中で全滅していた。


すでに、敵軍の鬨の声がかすかに聞こえている。

背後にあるのは、この惑星の9割以上を占める、遥かな大洋のみ……


一つの文明が、この星から滅び去った瞬間だった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

九惑星物語 山崎謙兎 @KentoYamazaki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ