終焉

 この人生が、読み終わって少しでも面白いと思えるものならいい。本が好きだった君は、きっとそう思いながら目を閉じたのだろう。


でも、できるならば、

 主人公になりたかった。

そう言っていたことを僕は忘れない。


ずっと君は、僕の主人公ヒーローだったよ。


この本の中では永遠に君が主人公でいてね。


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