屋上にラスボスはいた。

七星北斗(化物)

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 俺は、東京陰陽塾摩天楼に通う学生。


 陰陽塾の屋上にある、五芒星を触れてしまった俺は、封印されていた怪異を解き放ってしまった。


 その怪異はとても禍々しく、その美しさに一瞬で魅力された。


 怪異の正体は少女だった。


 「あ………や……あ……た………こ……て」


 本当にこの少女は怪異なのだろうか?


 声がか細く、聞き取れないが、言葉を発している。


 そこへ、誰かが屋上のドアを慌ただしく開けた。


「お前そこで何をやっている」


 声をかけられて、ハッと我に返った。


 声の主は塾長その人である。


「封印が解けてるだと」


 慌てて塾長は結界を張った。


 塾長の六芒結界により、怪異を一時的に結界へ閉じ込めることに成功した。


 結界はあまり長くはもたない。結界が解けた場合を想定して、多くの有名な陰陽師が、各地から集うことになった。

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屋上にラスボスはいた。 七星北斗(化物) @sitiseihokuto

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