第5話 アンジュ―帝国・プラジネット王朝 その母の肖像を眺めて
「ええ、そうよ これがヨーク王朝に繋がる イングランド王国
アンジュ―帝国、偉大なリチャード獅子心王の母」
「大輪の薔薇、フランス南欧の大貴族でもあった アリエノール・ダキテーヌ王妃」
飾られている古い肖像画の絵の貴婦人を見ながら
エリザベット・ウッドビルが微笑した。
我が子、自分の幼い娘に優しく話しかける
「とてもきれいな人」同じ名前の幼いエリザベスが母親に笑いかけながら言った。
「ええ、そうね あの獅子心王リチャード1世を産み、
支えて守った御方ですものね」母のウッドビル
美しい母のエリザベス・ウッドビルのお腹はやや膨らみ、
それは幸せそうにしていた。
お腹にいるのは 後の幼い悲劇の王、少年王のエドワード5世
ロンドン塔で幽閉され、行方知れずとなる運命
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます