Agravain
Fluttering of Wings * Agravain
一応、適当にスクロールしてみたが……。一番特徴的だなって思ったのは、ぱっと見だとこいつだわ。
「アグラヴェイン……。赤とピンクのオッドアイって、珍しくないか?」
「あー、確かに。普通だと、青とか黄色とかが多いよねー」
黒髪と対照的なビビッドカラーだから、余計に目を引く気がするし、微妙に暗い雰囲気なのも、俺的にはかっこいいと思う。
「ちなみに、アグラヴェインはガウェインの弟なの!」
「はぁっ!? に、似てねぇー!!」
ゲームのキャラにいちいちツッコむのは野暮かもしれないが、それにしたって似てない! もう兄弟じゃなくていいだろ!
「いちいちそんなこと言っちゃ駄目! 気にしなければ問題ないから!」
ま、まぁ、それもそうだな。……てか、そろそろレポート書かないとだし、華菜にはこの辺で退場してもらうとするか。
「とりあえず、言われた通りに投票してやったぞ。俺はレポート書くから、もう出てってくれ」
「えー? 冷たーい!」
華菜はしばらく部屋の隅でゴソゴソしていたが、俺がパソコンに向かい始めるとそのまま部屋を出て行った。話し足りないのかもしれないが、明日提出のレポートが優先だ。何せ、単位が掛かってるんだからな。
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