第25話 万能なんて無い

突然すいません!この度、皆様のおかげで2,000PVになりました!ありがとうございます!励みになりました!これからも頑張るので、『分解』をよろしくお願いします!本編どうぞ!

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とりあえず侵入する事に成功しました。ここからは戦闘が起きる可能性がある……らしい…。怖いなぁ…。僕、対人戦はまぁ慣れたには慣れたけど…。それでも不安はある。だってもう見つかってる可能性あるし……。だって前に文献で見たんだけど、こういうのって直ぐにバレて戦闘シーンが始まるんだ…。


いや、感化されすぎでしょ。はぁ。気が動転してるんだな…。


「……ちょっと待って。」

「うむっ!ムムムム?」

口を手で抑えられた。どうしたのかな?


すると遠くから、


「曲者が入ったらしいぞぉおおおおお!総員!持ち場に着けェええええええええええ!」


「(え?本当にバレてる……?けど、どこに居るのか分かってないのかな…?索敵のスキル持ち…?ありえそうだな…。)」

「ゴメン……なんかバレてる…。多分……索敵じゃ無い…。私の幻影魔法は、索敵系統のスキルに引っかから無い…。別の………何…?これ………?」

「索敵じゃ………ない?じゃあ、どうしてここが……あっ。」


以前聞いた話を、思い出してしまった。

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「なぁデコル。ちょっとお前の意見が聞きたくてな…。」

「どうしたの?姉様。」

「今、ウチの屋敷の周りの塀を変えようと思ってるんだが…どんなのがいい?」

「う〜ん……。じゃあ、あの……いや、強そうならなんでもいいよ。あと、防犯性に優れたやつ。」

「………成る程…。そういえば、…。呼んでみるか?」

「いや、絶対にいら無いから!無理!絶対に!」

「いつかその人見知りが治ればいいな。」

「ぅうう…。」

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あの噂になっていた…あの魔術師が…?ここに居るって事…?

「シャルルさん…知ってるかわかりませんが…あの自分の魔力を使って、物を把握する能力を持った魔術師って…知りませんか…?」

「あ………何か…聞いた事ある…。どこでか忘れちゃったけど…。」

「もしかしたら…居るかもしれませんね…。その魔術師…。」


「ドアを閉めろ!敵は姿を隠しているかもしれん!開いた瞬間そこに魔術を!絶対に見逃すなぁ!」


「部屋に行くのは簡単かも…。隠しながら壊して進めばいいから。けど…その後が問題かも。」

「え?」

「恐らく戦闘になる。私の幻影も…万能じゃないから。」

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