本編
第一楽章 魔法の物語が始まる!?
▲▼▲▼〚アヴリオン神話 第一章 神ノ脚本 現代語訳〛▲▼▲▼
世界を創り、宇宙を創り、地球を創った神サマは暗闇に包まれた宇宙の中で寂しがっていました。神サマはずっと独りぼっちだったからです。
ある日神サマは宇宙や地球を創りだしたこの力を使って、自分以外の〚命〛を創ろうとしました。何回も失敗しながら小さな命の断片をつなげていき、ついに自分以外の〚命〛を創りました。
でも、その〚命〛は不完全でした。神サマが初めて創りだしたのは緑色をした、ただ〚光〛を浴びるだけの〚命〛だったのです。
それでも神サマは諦めませんでした。その〚命〛をさらに永い間改良しとうとう分分で思考し高度な知能を持った〚命〛、〚人間〛を創りだすことに成功しました。
神サマは〚人間〛に自分を信仰させ話し相手とし、孤独ではなくなりました。
…次第に神サマはだんだん退屈してしまいました。神サマは〚人間〛を争いをしない〚命〛として創りましたが、だた幸せに生きる〚人間〛を見ても面白く感じなくなってきたからです。
…なので神サマは〚人間〛に自分より優れている物を憎むという性格を植え付けました。他者を憎み争いをしている〚人間〛を見るのは面白かったからです。
また、神サマは〚恐怖〛を感じることができませんでした。まだ〚人間〛を創るまえは〚寂しさ〛を感じ〚人間〛を創りだした時には〚喜び〛を感じました。
それでも神サマはどうしても〚恐怖〛を感じられませんでした。…なので今度は〚人間〛の世界に〚黒キ死病〛をばらまきました。…が、やはり神サマは〚恐怖〛を感じることはできませんでした。
あくまで神サマが創りだした〚人間〛が危機にさらされるだけで、神サマには何の危機も迫らなかったからです。
…どうしても〚恐怖〛を感じたい神サマは〚神ノ脚本〛と呼ばれる〚世界ノ流レ〛を創り一人静かに笑いながら、それを実行したのでした。
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