幕間◇週刊KAKUKAWA大阪公演ライブレポート
7月31日、アイドルシンガー早緑美愛のライブツアー「First Impression」大阪公演が十三ゲイブにて開催された。公演はアンコールも含めて全20曲を歌いきり、大盛況の中でツアーがスタートした。
アイドルシンガーとして注目を集める早緑美愛自身初となる全国公演の初日は大阪。今回も一曲目はデビュー曲であり、早緑美愛の代表曲といえる「アイマイ」から始まる。イントロのギターが鳴った瞬間からフロアーは熱狂の渦となる。ここからたたみかけるようにアップテンポのロックサウンドが4曲続く。
間でMCをはさみ、6曲目からは早緑美愛の音域を生かしたポップスが続く。早緑美愛の評価を不動のものとした「私発あなた行き」(9曲目)は何度聞いても素晴らしい歌声。
再びMCで気持ちの転換を図るとバラードゾーンとなる。通称「渋谷バラード」と呼ばれる渋谷をテーマにした楽曲が3曲立て続けに披露され、4曲目には早緑バラードの神髄との評価が高い「主役」が会場を揺さぶる。特に最近増えている女性ファンを中心に涙ぐむ人の姿も。
短めのMCのあとは新曲「First Impression」が初披露となった。アコギとアコベ、マリンバにキーボードという組み合わせでいままでの早緑美愛にはなかったアコースティックよりの楽曲に会場は息を飲んで聴き入っているようだった。アンコール前ラストはもちろん「カーテンコール」でフロアは再度盛り上がる。
アンコールでは2曲が披露され、ツアー初日は幕を閉じた。
次のツアー会場は北の大地・札幌となる。残念ながらチケットは既にソールドアウトだが、会場へ行くことの出来る幸運なファンは是非とも早緑美愛の作り上げる世界に浸って欲しい。
(雨東晴西)
早緑美愛ライブツアー「First Impression」大阪公演
<セットリスト>
1.アイマイ
2.バラードなんか歌えない
3.Magic Of The First Time
4.Queenが引けない
5.センチメンタルにはならない
6.Trip Of Us
7.沈丁花
8.蒼く蒼く蒼く
9.私発あなた行き
10.神泉駅徒歩2分
11.円山町の夜に
12.井の頭通りで雨に濡れて
13.主役
14.Best Smile(会場別楽曲)
15.新たなはじまり
16.First Impression(新曲)
17.幕が下りるとき
18.カーテンコール
(Encore)
19.ハートを捉まえて
20.神様が微笑む森
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「大阪公演記念エッセイ」
早緑美愛のライブツアーで巡る場所に関して綴る会場限定エッセイなる大役を仰せつかった。今回は大阪公演ということで大阪に関する閑話を綴る。
関東で生まれ育った私にとって、大阪というのはなかなか足を踏み入れることの出来ない街だったりする。たまに大阪に来るとほぼ毎回寄るのが十三と梅田にあるネギ焼きの店だ。元々は地元の知人に聴いた店で、行列がすごいから覚悟するようにと言われたのも懐かしい思い出だ。もし行かれていない方はぜひ一度寄ってみて欲しい。
また、時間が出来ると大阪城公園は散策するのが好きだ。英雄豊臣秀吉が生きていた頃とはだいぶ様相が違っているとは思うもののこの城を巡って大きな合戦があった頃に思いを馳せると自分という存在を客観視出来るような気がする。そして、大阪城公園といえば、個人的には、近い将来、満員の大阪城ホールで早緑美愛が歌うところをみてみたい。その日が実現するように引き続き応援していきたいものだ。
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