第299話 大感謝祭6
セブンスターダンジョンに、午後5時が訪れた。
そう酒の解禁の時間である、酒を飲めるやつは、
みんな店に向かって、多量の注文をした、
そりゃそうだ、いくら飲んでもタダだからである。
アレーナ行きの、無料馬車の最終が午後6時なので、
それに合わせて、急いで飲んでいる者もいれば、
のんびり飲んでいる者もいる。
マーティン・ゴメスたち船乗り一行は、のんびり酒を飲んでいる。
「俺は、ここの裏技を知っているんだ、帰れなくなったら、
一時的に難民になれば、難民センターとか言われている、
施設に無料で泊まることができるんだ」
のんびり酒を飲んでいると、領主一行が現れた、
視察か何かなんだろうか?
すると、どこかで声が上がった。
「領主さま、万歳!」
酒を飲んでいることもあって、他の連中も声をあげだした。
「領主さま、万歳!」
確かに、こんなに大盤振る舞いをしてくれる領主を、
おそらくは誰も知らないだろう、子供の面倒もいいし、間違いなく名君に違いない。
領主たちは、手を振り、1軒の飯屋に入っていった。
「領主冥利に尽きますなあ」
領主は、超ご機嫌だった。
焼肉の金○山は、全個室で、今回はホテルからの応援も来ている。
ジョゼ辺境伯は、ご機嫌で「今日は無礼講だ、遠慮なく食べて飲んでくれ」
とか言っていたみたいだし、提供をしている俺が機嫌損ねたらどうすんだ、まったく。
本来は、自分で焼くスタイルだが、今回は特別に店員が焼いてくれる、
焼き手は、元スボンの宿屋のマリオ・ジョアンだ、
この人、宿でも料理の方専門だったらしい。
メイドの、ウァレンチーナ、オリビアたちもしっかり焼肉に舌鼓を打っていた。
またまだつづく。
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