第285話 迎賓館

 そろそろホテルを開業の準備をしないと、夏に間に合わない、


 幸い、元スボンの宿屋のマリオ・リタ、

(旦那の方でなく、女将の方)が、

使えそうな難民を捕まえてきて、教育をしている。


 旦那の方は、うちの料理長エウゼビオと料理の勉強に夢中だ。


 そこで、問題となるのは領主の扱いだ、

前もって、ここは仮住まいだからと言ってあるが、

すんなり出てくれるとは思わない。


 新しい、領主邸の準備もできてきた、あとは実行だ。


 草木も眠る丑三つ時、それは実行された。


 セブンスターダンジョンの門の反対側に突如、りっぱな建物が現れた。


 そう、迎賓館をパーティクル、ドーンしたのである、

もちろん、生活インフラはこれから繋ぎ込むのである。


 下準備は事前にしておいたので、そう時間は掛からないだろう、

ただ細かな問題は山積だ、細かいところに紋章が隠れてたり、

正面が松の木なので、取り替えないといけない。


 そう、ドーンしたものなので魂が入っていない、いずれ枯れてしまう、

南国なので、椰子の木でもいいが、どうしょう?


 まあ、紋章に関しては、デザインだと言って逃げよう、

2階に大きくて豪華な部屋が4つ、小さな部屋が2つあり、宿泊は1階だ。


 住むとなると、利便性に疑問符がつく、

まあ国賓とかの接待用だからあたりまえか。


 電力とかも食いそうだし、すぐ近くの地下に発電所とか上下水道の、

生活インフラを先に整備しておいてよかった。


 後は、領主とお嬢様に見せて、使うかどうか決めてもらおう、

駄目なら、来客の時だけ使うのもありか?


 

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