第279話 領主と相談
王都を後にした俺は、ホーム、セブンスターダンジョンに帰ってきた。
俺の方が、領主より早いだろうと思ったが、ほぼ一緒だった。
俺が、学校とか孤児院を見ている間に、ドラガンにダッシュしたのだろう。
三人で開口一番「「「疲れた」」」
「俺が、料理出しますから、いっぱいやりますか?」
「おお、そうしてくれると助かる、料理はこっちの方が遥かに美味いからな」
俺は、前菜の盛り合わせ・コンソメスープ・海老とホタテのポワソン、
マンゴのソルベ、仙台牛のサーロインステーキ肉、ガーリックソース 、
デザートの盛り合わせを順に出す予定だ。
ビールかワインどちらにするか聞いたら、ワインと言うので、
今日、王様に献上した、赤・白ワインを出す予定だ。
値段からすれば、十分に美味しいと思う。
「しかし、向こうからおねだりしてきたのに、
わざわざこちらから、出向いて献上しなきゃならんのです?」
「まあ、そう言わないでください星野様、このセバスも行きたくはありません」
「貴族社会の慣わしですから、仕方がありません」
「わしも、いつダンマスがいつ切れるが心配でしようがなかったわい」
「それにしても、このワインは美味いな、疲れが飛んでいくようだ」
「どうせ、このワインも美味いから、また献上しろとくると思いますよ」
「カレーとの相性は、いまいちですけど」
「いずれにしろ、王都への商人の伝手は欲しいとこですね」
海老とホタテのポワソンを食べ終わったので、口直しに、
マンゴのソルベを出してやった。
「これは、甘くてもすっきりしているな」
疲れているので、ちょっと油の多い仙台牛を、ガーリックソースと、
赤ワインで、強引に胃に流し込む。
「わかりました、このセバスが王都に顔が利く商人を探しましょう」
プチデザートを食べて、王都の愚痴り会は終了した。
ちなみに、孤児院にダンジョンインゴッド小を5本置いてきたのは内緒だ。
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