第142話 モンスター強化

 さあ、ミノタウロスは確保できた、あとはオークだな。


 地下9階のボス部屋に俺は来ている、中に入ると都合よく10体のオークが居た、

あとは、同じ手順でうまくいくことを願おう。


 結果は、うまくいった。


 残るは、モンスターの強化だ、強いモンスターや人間を倒すと、

経験値がもらえて、レベルがあがるというやつだ。

経験値だったら、戦って逃げても、経験にはなる訳だから。レベルが上がらないとおかしい。


 実は厳密に言うと、違うのである、強いモンスターほど質の高いマナを持っていて、

それを吸収することによって、進歩や昇格をするのだ。

逃げ帰ると、吸収できないので、レベルが上がらないのである。


 要はモンスターにクオリティの高いマナを吸収させてやれば、

レベルの高い、いわゆる強モンスターを生み出すことが出来るはずだ。


 俺の持っているマナは、この星どころか宇宙においても、

最高峰、最高水準のはすだ、超超超強いモンスターも製造できる。


 俺は、餌付けをした、オークとミノタウロスに、俺の持つマナを吸収させてやった。


 オーク⇒ ソルジャーオーク⇒ ジェネラルオーク⇒ キングオークの誕生である。


 同じ様に、ミノタウロスも強化した。


 ミノタウロス⇒ メガミノタウロス⇒ ギガントミノタウロス⇒ テラ・ミノタウロスである。


 進化先をちゃんと選ばないと、オークなんかはハイオーク止まりになってしまう。 


 さて、こちらの準備はできた、後はバリビューンさんの指示で送るだけだ。


       ★  ★  ★


 「バリビューンさん、用意できましたよ」

 

 「随分早かったですね、では向こうに連絡をとって日時決めますね」


       ☆  ☆  ☆


 「今向こうに、連絡をとったら、今すぐでも良いそうですよ」

「地下1階に転送の魔法陣ありますので、星野さんそこまで連れてきてください」


 「わかった」


 「星野さん、このモンスターはなんですか、オーラが違う」


 「キングオークとテラミノタウロスだ、みんな俺が紐付けしてあるから大丈夫だ」

 「さあ、お前たち出陣だ!!」


 こうしてモンスターたちは、ファン・ゴンダンジョンへ転送された。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る