第123話 協会からの連絡
俺のダンジョンコアに、協会からの連絡が入っていた。
「需要案件が発生しました、つきましては星野様には、
至急ダンジョン協会まで来られるよう要請します」
来たか、さてどうなることやら、まずは協会に行ってやるか。
★ ★ ★
「バリビューン理事長、星野様がお見えになりました」
「お待ちしてましたわ、星野様、こちらの会議室へどうぞ」
「ダブラスさんに伝えて、この会議室の前でカードして、誰も入れないで」
「わかりました、伝えてきます」
「話の方は、ロンさんから聞きましたが、本当にどちらか倒すことはできるのですか?」
「可能だと思う、もし駄目ならダンレンジをもう1個あげよう」
「単刀直入に言います、ダンジョン協会は、魔王側(ポンシェ)の崩壊を望みます」
「予想をした通りか、まあその方が一般市民に被害少なくていいだろう」
「でも、具体的にどうやって倒すのですか?」
「確か、新規ダンジョンの建設は年1回、それも召還の儀式のみだったはず、
当然、新しいダンジョンをつくる場合は、本家と分家になり、紐付けをしなければならないはず」
「やつがどこに分家を作るかわからないが、分家の方にマナの消費のでかいやつを送り込めば、
分家のマナは枯渇する」
「確か、本家と分家の規約で、分家がダンジョンポイント3000を切った場合、
自動支援しなければならないとあったはず」
「まあ、わかりやすく言うと、放蕩息子が親の財産を食いつぶす、ということだ」
「理論はわかりましたが、そんな消費の多い強いモンスターをどうやって」
「ふふふ、無ければ作ればいいだけのこと」
「日時場所わかったら、また連絡くれ」
「あともう一点よろしいでしょうか、実はケーキの件がマルコ町にばれまして、
自分たちにも、少しまわして欲しいと・・」
予想はしていたが、意外に遅かったな「わかった、倍の40個に設定しておこう」
「ありがとうございます」
「そのかわり人余ってたら、まわしてくれ、よろしく」
こうして俺は、協会を後にした。
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