第68話 ポーション
この星には、ポーションと呼ばれる物がある。
ダンジョンができて、しばらくの間は、そのような物はなかった、
ダンジョンの景品として登場をして、
葉っぱ等を煮たり焼いたりして作られる水薬とは分けられた。
ポーションには大別して、
ポーション、中級ポーション、上級ポーション、エリクサーがあった。
100%ダンジョン産で、
★ ポーション:自己免疫力を強化して、怪我等を治す。
★ 中級ポーション:自己免疫力を強化し、さらに128種の抗体により、
異常部分の補正および修正。
★ 上級ポーション:液状化マナによる、異常部分のおよび修正、
大きな欠損等は、マナ不足により修復できない。
★ エリクサー:固形魔石による、異常部分のおよび修正、
各部位256個のサンプルにより、人体の約20%まで修復可能。
エリクサーはあることはあったが、即、腕が生えるとかはないらしい、
漫画じゃありえるけど・・。
いわゆる、パソコンでいうところの、デフラグだ。
DNAとかを解析して、フルオーダーメイドで、腕とか足とかを作るのではなく、
異常部分の検査をして、256種の合いそうな既製品を、
パーティクル構成していくという物らしい。
上級、エリクサーは、睡眠効果もあり、治している最中は絶対安静で、
しかもすごく時間がかかる。
で、今回咳をしている、ご婦人には、とりあえず、
中級ポーションを使ってみることにした。
俺の見立てでは、軽い結核だからこれで効くはず。
ちなみに俺は、全種類持っている、エリクサーは協会に居たとき、
見せてくれと頼んだが、渋られた。
ケーキ12個と引き換えに、
「見るだけですよ」と言われ、見せてはもらえた。
もちろんその時に、パクったのは内緒だ。
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