第50話 婦女子の噂

 ここはダンジョン協会の食堂。


 婦女子たちが集まり、井戸端会議をしていた。


 「あの星野とかいう、ダンジョンマスター、

魔法の杖とかなしで、魔法使ってましたよ」


 「いや、使うなんてもじゃないわあれ、

大魔導士級の飛翔魔法を、苦もなく使いこなしていたぞ」


 「そんなのは、どうでもいいわ、あれよ、あれ、

あの甘味は、どこでどうやって、手に入れてるのよ」


「そうなんだよあれ、すごく美味いよなあ」


「私なんか、1個しか食べられなかったのよ」


「いや、甘味だけじゃないみたいだぜ」


「なんでも、肉とか魚のサンドイッチとかいうのが、バカうまらしいぜ」


「え、私それ食べてみたい・・」


「そうそう、○×なんか、お昼になると、お花交換に来ましたとか言って、

毎日違う甘味仕入れているらしいぞ」


「うそ、それ、まじ、マジ」


「でも本当に、どこから手に入れているのか不思議!!」


 こうして婦女子たちの1日は過ぎていくのでした。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る