ミニマムはマキシム
特技は穴掘りナノ
ミニマムはマキシム
第1話 ミニマムはマキシム
プロローグ
みなさんは、メビウスリングというのを、ご存知でしょうか?
そうそう、帯状の長方形の片方の端を180°ひねり、他方の端に貼り合わせた形状の図形(曲面)なんですよ。
まあ、難しい話はおいといて、2次元において始点と終点が同じなんですよ。
これの3次元版では、クラインの壺とか言われていて、興味ある人は調べてください。
で、何が言いたいというと、私らの住んでいる宇宙の外は、どうなっているのか?
一応は限界があり、壁で被われていると、言われているみたいです。
逆に、ドンドン小さくしたらどうなるか? いまのところ物質の一番小さいものは素粒子らしいです、球体で、こちらも外壁の被われているみたいです。
感の良い人は、ピーンときたかもしれませんが、宇宙の果ての外壁と、素粒子の外壁が繋がっていたら、そう、メビウスリングみたいに、始点と終点が、同じみたいなことにならないかと。
つまり、ミニマムはマキシム(ラテン語のMaximus「最も大いなる者」)に、ならないかということです。
それを、おもしろおかしくした小説?が、この作品です。
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