朝焼け

早く目が覚めた

朝焼けが目に入る


鳥が飛んできて

朝焼けに影ができた


すぐ鳥はどこかへ消えてしまったけど

朝焼けの光も

また消えるのは早い


後ろから声をかけられた

年老いたばーちゃんが

「ねれなかったかえ」

そう、孫の私をのぞき込む


寝れないのは

ばーちゃんだ

夜遅くまで布団でごそごそしてるのを

私は知ってる


なのに孫の心配だ

「大丈夫だよ。今日はたまたま早く目が覚めただけだ

ばーちゃん、一緒にあさごはん食べよう」

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