第1話
あぁ、、お腹がすいたな…
そう思いながら目を開けると、
「大丈夫?」
と、誰かが顔を覗き込んできた。
こくりと頷くと、「誰かさん」は
「良かったぁ〜」
と安心したように言った。
「あ、お腹すいてない?なんか食べる?
って言ってもうちカップラーメンしかないけど笑」
また僕がこくりと頷くと、「誰かさん」は
顔をパーッと輝かせて
「じゃあちょっと待ってて!」
と、どこかに行ってしまった。
ふぅっ…と僕は息を吐く。
とりあえずは死ねないみたいだ。
そうこうしているうちに、「誰かさん」は
パタパタと足音を立てて戻ってきた。
「お待たせ〜!多分美味しくできたよ!」
せっかく持ってきてくれたし、有難くいただくとするか。
モグモグモグモグ
「美味しい?」
うん、美味しい。
カップラーメンなんて久しぶりに食べたな…
などと考えていると「誰かさん」は
「そういえば君の名前は?」
と聞いてきた。
「有栖川 亜紀」
有栖川 亜紀。それが僕の名前。
じゃああなたの名前は?
聞きたかったけど、聞けなかった。
どう聞けばいいのか分からない。
すると、「誰かさん」は
「俺の名前はね、、田邊 流星って言うの!
よろしくねぇ!」
と言った。
そこまで聞くとどっと疲れが押し寄せてきた。
そして、またベッドでうとうとと眠った。
愛が重すぎる♂︎×愛を知らない♂︎ @miusiba
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