君は、僕の中にいる

千代田 晴夢

プロローグ

どくん。


君と目が合った瞬間、心臓が跳ね上がった。


なぜだろう、どこか懐かしい気持ちになる。




どくんどくん。


鼓動が速くなる。


初めてのことで、何が何だか分からない。




ねえ、君は、「運命」って信じる?

僕は……信じたいな。この残酷で綺麗な「運命」を。

君がくれた物語プレゼントを。



これは、僕と君の、初恋の物語。

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