神崎殺人事件
鷹山トシキ
第1話 不思議な老婆
俺は千葉県の
千葉県北部に位置し、県庁所在地である千葉市から約40キロメートルの距離である。東京都の都心から60 - 70キロメートル圏内である。都市雇用圏における成田都市圏に含まれており、成田市への通勤率は28.1%(平成22年国勢調査)。
平野は関東平野に含まれ、平坦であり水田地帯が広がる。利根川の南岸に位置する。
河川:利根川(一級河川)、八間川。
この神社の創建年代については不詳であるが、社伝によると白鳳2年(673年)に常陸と下総の境界にある大浦沼の二つ塚からこの地に影向して遷座したものという。明治期までは「子松神社」と称していたが、元慶3年(879年)に従五位下の神階を授けられている。
当社は香取神宮の末社ではないが、式年造営のときは「あさめ殿」を造る常役であった。また『利根川図志』には当社は大禰宜家の旧領であったと記されており、祭神の天鳥船命は、香取神宮の経津主神と鹿島神宮の武甕槌神が大己貴命と国譲りの交渉をした際、事代主神のもとへ使わされた神とされていることからも、当社と香取神宮の関係が伺える。なお、天鳥船は神が乗る船でもあり天鳥船命は鳥之石楠船神ともいわれるが、当社には楠の大木がありナンジャモンジャの木と呼ばれている。親木を5本のひこばえが取り巻いているもので、主幹の根元は、周囲13.1メートル、樹高は19メートルあり、神崎の大クスとして、国の天然記念物に指定されている。社叢林は神崎の森として、千葉県の天然記念物に指定されている。
当社は古くから歴代支配者による厚い庇護を受け、戦国時代には700町の社領があったといわれ、江戸時代には朱印領20石を有しており、当社に伝わり鎌倉時代初期から室町時代に及ぶ古文書・絵図などからなる「神崎神社文書」は中世の史料としてきわめて重要なものとされ、千葉県の有形文化財(古文書)に指定されている。さらに当社の別当寺であった神宮寺が所蔵する「神宮寺文書」は、大般若波羅蜜多経600巻のうち60巻を欠くものの、南北朝期の写経として価値が高く、奥書から当時の寺院や僧侶の様子、また信仰圏などが知られ、同じく千葉県の有形文化財に指定されている。
「安藤さん口臭いですよ」
石原右京に言われて俺は腹が立った。一言多いんだよ!右京は介護士だ。
やり過ぎて腰が痛い。
安藤もかつてヘルパーをしていた。
つい最近、柿田菊って婆さんが電子レンジの事故で焼死した。
人当たりのいい婆さんだったそうだ。
道の駅のレストランで俺たちは話していた。焼き立ての塩パンが美味い。樽が飾られてある。
「モンダミンしたんだけどな?」
織江の胸を揉んでみん?なんてな。
「介護の仕事は安いよな?残業代とか出ねーだろ?」
「私は出てますよ」
「待遇良くなったのか?」
「先輩の時代が一番ひどかったですよ」
「倶利伽羅の奴、まだいるのかよ?」
「ええ、副施設長になりました」
「ムカつくなアイツ」
拳銃で撃ち殺してやりたい。
「ところで何の御用です?」
「菊さんって殺されたんじゃないか?」
「あれは事故でしょ?認知症だったし。必要以上に肉マン温め過ぎたんだ」
「中国に対する恨みでもあったんじゃないか?」
菊の息子、
「言っている意味が……」
「菊さんは中国人を火事で殺そうとしてた」
「マジで言ってます?」
「それか占い師でさ?未来が見えちまったんだ」
「まっさか〜」
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