完結と焦燥と決意 (マレビト裏話アリ)

 長らくここは更新してなかったのですが、ここを読んでくださるありがたいお方がいらっしゃったので久々に。


 つい先日、マレビトシリーズの第1章「マレビトとスラッガー」が完結しました。自分が野球部だった時代に思っていた悲喜こもごもをマレビトに昇華してもらおうという変テコな動機から始まったのですが、それなりに着地するところに着地できた気がして一安心です。


 ただ、やはり処女作ということもあって至らない部分はたくさんありました。そもそも野球をよく知らない方々にはとっかかり辛い。逆に本格的な野球ものだと思って読み始めた方にとっては違和感ある内容である。心情描写に注力するあまり情景描写が足りていない。文章のお作法を守れておらず読みにくい。などなどたくさんご指摘をいただきました。


 なるべく多くの読者の皆様に、自分の伝えたいこと、思ったことを届けるため、もっと上手くなっていかねばと思う日々なので、そうした指摘は本当にありがたいですし、今以上にもっとたくさん、色んな観点から、アドバイスやダメ出しが欲しい今日この頃です。


 そのためには、より多くの読者に、まずは読んでいただかなければならない。しかし思ったよりも伸びないPV数やフォロワー数、話数を追うごとに顕著に離れていく読者。こうした数字たちが逃れがたい現実としてダッシュボードに並びます。


 広告の一環としてTwitterアカウントを作り、RTしたら読んでもらえるハッシュタグなどにも積極的に反応し、布教活動らしきこともしてみましたが、自分の場合、そこまで効果はありませんでした。巷に溢れる巨作大作にただ圧倒されて、焦燥感が増しただけでした。挙げ句の果てにnote?のアカウントも作りましたが、こちらはなんとなく毛色が違うなと感じ、現在そこまで動かせていません笑


 我ながら色々と焦っていたなと思います。やっと最近自主企画が作れるようになったようなひよっこが、これまでずっと続けておられるベテランの方々のように、PV数1万記念とか、星評価3桁とか、などと烏滸がましかったと思います。


 今は黙々と自分の良いと思う物語をコンスタントに世に送り続け、時間のある時に少しずつお仲間を増やしていく。これしかできないのだから、それを実行するしかないです。時間がかかっても今は研鑽する。周囲がすごいからと安易に目に見える結果だけを求めた先には歪な終わりしか訪れないというのは、結末を迎えたマレビトの中で自分自身が書いてきたことです。


 これからも布教はしていきますが、それはあくまで最小限。今はそこに対する一喜一憂はなるべくしないように、自分の作品を作って、磨いていきます。


 最後に、マレビトとスラッガー他、新連載のリエルの魔導書、短編として書いた鬼の薬を読んでいただいて反応くださった皆様。誠にありがとうございます。今後とも黙々と精進してまいりますので、何卒よろしくお願いします。


PS. なんだか近況ノートみたいになってしまいましたが、藍色アーカイブはこんな感じの運用でこれからも続けていこうと思います笑

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