自分解剖室へようこそ

亀山 遥

プロローグ

誰しも"自分を変えたい"と思う瞬間がある

自分の憧れた自分になるために

自分を好きになるために

周りから認められるために


理由なんてなんでもいい


だから人は自分を変える


勉強をして賢くなろうとする

部活の練習をしてもっと強くなろうとする


整形手術などで自分の容姿まで変えれられるようになった


整形手術もその一つだと思うが、時代が進むにつれて自分を変える手段が増えている


それでも変えられないものはある


思ったことはないだろうか

過去を変えたい、と


所詮、自分も変えると言っても表面を繕うことしかできない


過去は自分を形成する重要な因子だ

過去さえ変えられれば自分を簡単に変えられる


けど、それは叶わない

過去を消化して出来る限りのいい自分を作る




そう思ってた


「はじめまして♪」


ここに来るまでは


「ようこそ、自分解剖室へ♪」


この人に会うまでは

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る