Fortune's Hand《運命の神々》

@SBNR

プロローグ

神によって定められた道、これを運命と呼ぶ。運命とは切り開くものにあらず。人は運命を享受するのみである。時に人は神に祈り、願う。神が恵を授けるか。それは神の気まぐれだ。《運命》に選ばれた勇者は果たして幸運か、不幸か。……あぁ、堅苦しいのはやめにしよう!神なくして人はない!その逆もまた然りだ!何がホントで何がウソか、決めるのは自分!己の欲望に従え!欲しいものは《力》か?《恋人》か?《正義》か?尊い自己犠牲なんて必要ない!世界の理を信じるな!お前たちが信じる《世界》もまた、神なのだから…!

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