【過去編】永遠の夏⑨

「狭い穴だな」


「ぃやっ、ぁん、ゆ、び、抜いて…っ」


「うお、すげぇ、中、柔らけぇ」


「ひぁっ、やぁん、だめぇっ!」

 

少しほぐれたところで、指が2本に増やされ、何度も出入りを繰り返す指が快感を齎していく。


「さーて、空たんの気もちいいところはどこだ」


指が奥へ奥へ侵入してくる。


もうやめて。


僕の中に入ってこないで。


指をクッと曲げられた時に、とてつもない快楽が全身を懸け巡った。


「やぁぁぁんっ!そこ、らめぇっ!」


「お、ココだな」


そこを指でコリコリされる。


「いやぁっ、あぁぁんっ、そ、こ、擦っちゃやぁぁぁっ!」


僕は、あまりの快楽に涙を流して声をあげた。


それを見た男達は、興奮で目を血走らせていた。


「やべー、俺我慢できねぇ」


「俺も」


2人の男が、自慰を始めた。


僕の痴態を見ながら。


「おい、ちんこがびくびくして先走りやばいぜ!」


僕のペニスを弄っていた男も興奮しながら言い、先端をジュルルルと吸われ、それと同時に前立腺を思いっきり指で刺激された


「ひゃぁぁぁっ!!」


僕は背中をしならせて、射精した。


そして、僕を見ながら自慰をしていた2人がそれぞれ僕に精液を浴びせてきた。


精液にまみれた僕は、身動きが取れない程脱力し、マットに倒れ込んだ。


なのに、休む時間も与えられず、男達のうちの1人の肉棒がお尻に当てられた。


「ほら、まだ終わりじゃねーぞ。足開け」


ガチガチに勃起したグロテスクなそれを見て僕は恐怖する。


「ゃっ…、いやっ、もうやだぁっ!ぃ、挿れないで!お願い…っ」


両足を拡げられ、窄まりにその人の先端が当たった。


その時、体育倉庫の扉が勢い良く開いた。


体育倉庫の扉が開き、立っていたのはあの体育教師だった。


「せ…んせ…」


先生を見た僕は小さく呟いた。


「や、やべ、ひよしだ」


男達のうちの1人が狼狽えたように言った。他の3人も慌て始める。


先生は、こちらにゆっくりと歩を進め、静かに言った。


「…なにしてやがる」


その低い声に4人はびくっとして後退りする。


こちらに近付いたところで立ち止まり、もう一度言った。


「なにしてやがんだてめーら!!!!!!」



大地が震えるかのような、けたたましい怒声だった。


とてつもない声量にビリビリと空気の振動を感じた。



「ひぃっ」



4人は、あまりの恐怖に情けない声をあげて、その場を一目散に去っていった。


残されたのは、精液まみれの僕と先生だけだった。

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