【過去編】永遠の夏③

僕のペニスは、小さい下着から勢い良くピョコンと飛び出した。


「やっ、見ないでっ!」


僕は恥ずかしくて叫ぶ。


「おぉぉ!!これが、これが空くんのおちんちんか!素晴らしい、なんて素晴らしいんだ!」


カメラ男は僕に近づくと、膝立ちになり、僕のそこを近くで撮影した。


「やだぁっ、撮らないでっ」


「そ、空くんの小さな嫌らしい穴がパクパクしているよ!」


「なんだ空、撮られて嬉しいのか?先走りが溢れてきているじゃないか」


「ぁっ、やだ…、言っちゃやだぁ…っ」


父さんが先端を手のひらで撫でてきた。


「あ"ぁぁっん、やだぁっ、それ、やめてぇ…っ」


「空は亀頭を責められるのが大好きだからなぁ。ほら、どうだ?気持ちいいか?」


「んぅっ、ぁん、やぁぁっ、もう、それらめぇっ!いやぁぁっ!」


敏感な先端を手のひらで撫で回され、快感が全身をかけ巡る。


「ハァハァ」


カメラ男が、息を荒くしながら片手で自分のものを扱き始めるのが見えた。


父さんは僕の竿を上下に勢い良く扱いた。


「ひゃぁぁぁんっ、やぁっん、ぁ、だめぇっ!!」


「ほら、イきなさい」


「やぁぁぁんっ!」


僕は、勢い良く射精し、そのまま倒れ込んだ。


その後の事は覚えていない。


悪夢のような時間だった。


夜中にハッと目が覚めた。


また、あの頃の夢を見ていた。


忘れたいのに、忘れられない。


あの人に弄ばれていた日々を。


僕は体育座りのまま、両手で自分の肩を抱いた。




僕は、高校生になると同時に、あの人(もう父さんだなんて呼ばない)から離れて、一人暮らしを始めた。


あの人の隙を見て、親戚に助けを求めたんだ。


親戚は常識的な人達で、僕の母の再婚相手であるあの人を快く思っていなかった。


だから、僕の訴えを信じてくれて、僕からあの人を引き離してくれた。


僕は、住んでいた家から離れた街へ引っ越し、一人暮らしをすることにした。


親戚の支援で、その街の高校にも通わせてもらうことになった。


幸いな事に、親戚の家庭は裕福だった。


一緒に暮らす事も勧めてくれたけど、向こうにも家族と生活があると思ったから、遠慮した。


僕は、高校進学と同時にケーキ屋さんでバイトを始めた。


自分の生活費はちゃんと自分で稼ぐ。


そして、いつかきちんと恩返しをしようと思っている。


ちなみに、

僕の画像や動画が収められたあの人のスマホは、隙を見て壊した。


それは、僕が唯一出来た抵抗だった。

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