第3話

家へ帰る道すがら、ちょっと気になっていた事を夏ちゃんに聞いてみた。

「ねえ、光の粒になって消えたストーカーの事で私、罪に問われたりしないよね?誰も見てない場所だったから大丈夫だと思うけど・・・それと、夏ちゃんアレをネタに私を脅してAmaz○nで犬ガム買ったりしない?」


『うーん、中々の鬼畜っぷりね、秋ちゃん。消えたストーカーの心配でなく、身の保身と私の心を読んだかの様な牽制とか普通、もっと聞く事あるじゃ無い。魔法や魔法陣の事とか』

「あー、面倒臭いのは後から聞けば良いしその内解るでしょ?先ずはストーカーも消えたし、平穏な生活が第一だよね」

『光の粒になって消えたストーカーは、分解されて空中に魔素になって散ったから証拠も残らないから平気よ。散った魔素もエリザベスで集めて胸の魔石に吸収したし。あと秋ちゃんを脅したりしないわよアレは番犬としての仕事だし、まぁ、ご褒美は貰ったけれども」

「なんだか凄いエコなんだねぇ魔法陣って、あの魔法陣は破壊光線みたいなのを出す以外に何が出来るの?」



『異世界の扉を開くのが、本来の使い方だけど』

「なぬ!!異世界の扉!」

私は、夏ちゃんのエリザベスを両手で挟んで夏ちゃんに迫った。

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