シェアワールド企画『迷宮都市ファランドール』〜何度でも蘇る地下迷宮に挑んだり挑まなかったりする冒険者たちの日常〜

しめさばさん

シェアワールド企画「迷宮都市ファランドール」

概要

 拙作『迷宮都市ファランドール』の設定をシェアワールド用に公開したいとおもいます。


Q.シェアワールドってなに?

A.一つの世界観、設定を複数の書き手で共有して、それを元に各自が物語を書いていくことです。「クトゥルフ神話」や「SCP財団」なんかが有名です。


Q.具体的に何したらいいの?

A.巨大な地下迷宮と、その上にある城塞都市。あるいはその周辺の街を舞台に、冒険者やその周囲の人々の話を自由に創作してください。主役は迷宮の攻略を目指すパーティでもいいですし、酒場でいろんな冒険者を眺める客でもいい、術具店の店員でも他のパーティの救助に命を賭ける捜索隊でも自由です。

 イメージ的には「ウィザードリィ」や「エルミナージュ」に近い世界観になります。


Q.どうやって参加するの? 期限は?

A.カクヨムまたはTwitterに、「#迷宮都市ファランドール」のタグをつけて投稿してください。

参加期間は特に設けません。十年後二十年後でも、思いついたら書いて投下してくださってOKです。

 

 その他に、

・他の作品のキャラクターを殺すこと

・世界観設定と大きく矛盾するようなこと

 は禁止とさせていただきます。


 『迷宮都市ファランドール』の世界観、設定は著作権フリーですが、各作品の著作権は著作者にあるものとします。



[基本的な世界観]


 ヘイオーン国の南端に位置する城塞都市、ファランドール。その地下に、ある夜突然地震とともに巨大な地下迷宮が生成された。

 犯人はヘイオーン城に仕えていたアンファングという名の魔術師だった。彼は城の宝物庫から神の力が込められていると言われる首飾りを盗み出し、その力で迷宮を作り出したのだ。アンファングは首飾りとともに、その迷宮の最下層へと姿を隠した。

 

 アンファングを捕らえるために城から送り込まれた兵たちは、地上と勝手の違う迷宮と、その中にはびこる魔物の群れに手も足も出ず撤退。

 ファランドールの領主は、迷宮攻略の為に国中、また国外からも冒険者を招集した。

 そして何人もの犠牲を払いながらも、ある冒険者パーティがついに最下層のアンファングを倒し、首飾りを取り戻した。


 しかし、それで終わりではなかった。


 アンファングは死に際に、「迷宮はこれで終わりではない。いつか新たな主人を迎え、蘇るだろう」と言い残していた。

 その言葉通り、ある日再び地震とともに迷宮は再び動きだした。


 新たな主を迎えるたびに復活する迷宮。

 ファランドールは迷宮とともに発展することを余儀なくされた。そして栄誉や財宝を求めて、各地から冒険者が続々とこの街にやってくる。

 冒険者を取り纏めるギルドや新米冒険者のための訓練校ができ、冒険者向けの商店が立ち並ぶようになった。そしていつの頃からか、この街はこう呼ばれるようになる。


『迷宮都市ファランドール』と。



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