第26話 新しいお友達?
「すいませんでした!」
声のするほうを見ると、そこには2人の女の子が立っていた。けどこの子達狐人族じゃない、金髪に緑の瞳、そしてとんがった長い耳、とんでもない美少女です。物語から飛び出してきたような姿は
「エルフ!?」
2人はびくっとして
「はい、私たち森の国から留学生として来ましたエルフです、勝手に食べてしまってすいませんでした、何でもしますからどうか殺さないで下さい」
「何でもいいのね?」
ルディアちゃん悪い顔してるなー。
「いや、別にそこまで」
「ミーアちゃんの為に命をかけてもらうよ覚悟しといてね」
「「かしこましましたルディア姐さん!誠心誠意お仕えしますミーア様!」」
ルディアちゃんの背後に鬼が見える………新しいお友達が増えました。
「とりあえず事情を聞かせてね、私はミーアです。あなたたちは?」
「はい、あたいは姉のアウラです、こっちは妹のマーレ、見ての通りエルフです。エルフの国の首都から長旅を経て昨日ここに着いたんですけど、あまりにも美味しそうな食べ物に我慢出来ずに食べてしまいました」
なるほど、エルフの国から2人でやって来たのか、ちゃんとした食事は旅ではなかなか出来ないだろし、ルディアちゃんの料理は美味しいからそんな状態じゃ我慢は出来ないよね。
「私たちの国へ遠い所からようこそ、新しい場所で大変だろうけど、これからよろしくね」
「けどこの学校には留学生いるんだね」
エルフの国は隣国ではあるけど首都からはかなり遠かったはず?魔法でテレポートとか便利な魔法あるのかな?
「はい、数年に1度は留学生を受け入れているみたいだよ」
こんな美形が他にもいるとは学校始まったらエンカウントしたいなー。
「ここまでどれくらいかかったの?2週間くらい?」
「えっと半年です」
「半年!長いよ」
えっ?そんなに隣国遠いの?
「ちょとまて、たしかエルフの首都は馬車で1ヶ月くらいだったと思うんだが俺の記憶違いか?」
「あーいえいえ、確かに街道も通ってますから道なりに馬車で進めば1ヶ月くらいで合ってると思います」
「私たちは街道ではなく森を決められたポイントを通過しながらここまで歩いて来ました」
「しきたりでして、食事もこの豆だけで過ごさないと駄目なんです」
手に乗った豆はエンドウ豆?の形をした一口サイズの普通の豆、これだけなの?厳しすぎません?
「これは、一粒で10日お腹が空かなくなる豆です。神豆と呼ばれてます」
すごい、知ってる仙豆だよこれ、実在したんだ。
「それは過酷だったね、ルディアちゃん今度は2人の分のプリン作ってねお願い」
「ミーアちゃんの頼みなら喜んで、でも2人ともちゃんと手伝ってもらうからね、
働くざるもの食うべからずだよ!」
「あっ!じゃあ私もやr」
「ミーアちゃんは特別なの」
ルディアちゃんからオーラを感じる。
「「ミーア様の為に頑張ります!だから殺さないで下さい」」
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