第152話 縦ロール
助けた商人の馬車から金髪縦ロールのお嬢様が現れる。
お嬢様が馬車の途中で動きを止める。
???
場が一瞬固まる。
まるで時が止まっているかのようにお嬢様は動かなくなる。
‥‥‥。
数秒の沈黙。
そしてお嬢様様の怒号が飛び出す。
「早く!
誰かエスコートしなさい!!」
商人は怒号に臆したのか涙目だ。
駄目だ、これ以上怒らせても状況は変わらない。
俺は商人の代わりに行動を起こす事にする。
お嬢様の横に向かい、そっと手を差し出す。
お嬢様は怒りの表情を抑えて澄ました顔になる
「ありがとう。」
良かった、俺の行動は正解のようだった。
その後、最低限の治療をした盗賊を荷物室に格納し、壊れた馬車の荷物を全てバスに移し替えてから最寄りの街であるソトを目指す事になるのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます