第118話 飲み会
受付嬢のイスカは業務の終わる時刻を心待ちにしていた。
今日は商業ギルドのメンバーとの飲み会だ。今度こそ彼氏をゲットする為に今日こそはと気合が入っていた。
業務の終わる10分前になると冒険者の数は数名しかいなかった。
その時である突然扉が開かれました。
入ってきたのは変わった服をお召しになった話題になってる冒険者だった。
受付には私を含めて4人が座っている。
4人とも誰の相手もしていない。
確率は4分の1である。
冒険者はトコトコと歩いてくる。
ん?
迷いなく私を目指してない?
他の三人からはヨシ!と声があがる。
え?
何で??
何で私なの??
ちなみに斗馬がイスカを選んだのは1番左側に居たからである。
「こんにちは。」
あ〜話しかけてきた〜。
私で確定だ。
「こ、こんにちは。」
私は引きつりながら挨拶する。
「依頼を達成したので確認宜しくお願いします。」
あっ、この人良い人だ。
こんな風にお願いされたのはいつぐらいぶりだろう‥。
それにこの人‥見た目もいいかも‥。
イスカは斗馬を好きになりかけていた。
たしかこの冒険者は低ランクのはず。
まぁ、薬草採取ぐらいなら5分で終わらせてあげるわ。
イスカは意気揚々と斗馬から差し出された依頼書を確認する。
そして絶望する。
え〜、この依頼は誰も手をつけなかったヤツだ!
イスカは注意事項にある「終了報告はギルド長に必ずする事」に絶望するのであった。
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