第111話 履いてません


俺が土下座すると葵さんが一言「わかりました。貸しですからね?」


可愛くウインクしているが貸しにされたので俺は損しかしていない。


それにしても‥


土下座の状態で目線を上げても葵さんのミニスカートの中身は見えなかった。


これはおかしい‥。

角度的に見えてもいいはずなのに‥。


俺の視線に気がついたのか葵さんが笑顔で応える。


「ふふ‥

 パンツが気になりますか?

 実は女神様の力で絶対にパンツが見えないようになってます!」


何それ!

女神様、無駄にすごい!!


事実か検討する為に姿勢を低くしても絶対に見えなかった。


マジすげ〜!


俺が感心していると葵さんがとんでもない行動にでる。


「ちなみに今日のパンツは‥。」


葵さんが自らミニスカートを捲し上げる。


そこに見えたのは‥。


「実は‥

 履いてませんでした。

 えへ。」


葵さんが舌をチョロっと出してはにかむ。


いや、駄目だよね!

ちゃんと履かないと!!


俺、下からモロに見てしまったよ‥。


止められるまでミニスカートをあげる葵さんに呆れるのであった。

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