第82話 恐怖


 荷電粒子砲の威力を目の当たりにしてビビってしまった。

葵さんには悪いけど今後は撃たないようにしようと心に誓うのであった。


「あっ、今

 不審な事考えませんでした?」


女神様、葵さんが怖いです。

俺は心の中で女神様に救いを求める。


「斗馬さん、それより外の様子が変です。

 エルフ達が皆んな地べたに這ってますよ。何か笑えます。」


葵さんの不謹慎な発言を聞いてすぐに辺りを見回すと、たしかにエルフ達が土下座をしている。


あっ、これ絶対に勘違いされてるヤツだ。


「み、皆さん!

 頭を上げて下さい!

 ワレワレは友達!

 OK?」


咄嗟のことで変な言葉遣いになってしまっていた。


俺のセリフを聞いて葵さんが笑っている。


「ワレワレって!

 OK何て通じる訳ないのに‥。

 プッ‥。」


葵さんのツボにハマったようだ。


その後もエルフ達に説明を試みるがなかなか話が通じなかった。

そんな時、誰も近づかないバスに近づくものが現れるのであった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る