第67話 限界
サラ達がお城でお偉いさんと会うのに付き合っていたが、もう我慢の限界だ。
「バスを走らせたいです!」
俺はサラ達に直訴した。
パーラに会ってから一週間、バスの中には入っていたが全然運転させてもらえてなかった。
「せっかく異世界に来たのに全然観光が出来てません!外を走らせて下さい!!」
一週間我慢したが限界だった。
サラ達は斗馬を部屋に残して話し合いを行っていた。
「またですの?」
サラは斗馬に何度もお願いされていてウンザリしていた。
「サラ様、トウマ様の機嫌を損ねるのは得策ではありません。」
サラ付きのメイドのユウがサラを諌める。
「トウマ様はこの世界に慣れていないので苦痛かもしれません。」
ルナも心配そうな顔で斗馬を心配する。
「あんまり虐めると逃げ出すかもね。」
サラ付きのメイドのユフィが軽口を聞く。
ユフィの言葉を聞いて、サラの表情もくもる。
「私が悪かったわ。トウマ様には外出許可をあげて。でも一人で行かせるのはダメよ。誰か一緒について行ってあげて。」
サラは考えを改めて斗馬に外出の許可を出すのであった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます