第29話 スムーズ
ホセの街に到着した俺達は、すぐに衛兵を呼び出して盗賊達を引き渡した。
バスで轢いて怪我をしていたはずだったが、葵さんが何だかんだで治療してあげていたようだ。
葵さん、優しい!
その後、バスで乗りつけたせいで危うく連行されるところだったが、ルナ様の力で何とか回避出来たのであった。
ルナ様達は街の代表に挨拶に行く事になり、俺とは別行動になった。
一人になった俺は、ルナ様の勧めもあって身分証代わりになるとのことで冒険者登録することとなった。
ここで異世界テンプレが起こって、絡まれたりとかするかと思われたが、事前にルナ様が手を回してくれたようで全てがスムーズに終わり、正直拍子抜けしてしまった。
捕まえた盗賊は手配されていたようで後日懸賞金をもらう事になった。
今回の手柄は全て俺の物になるとの事である。
冒険者登録も終わったので、宿屋に向かったがあいにく空いてないとのことで、急遽冒険者ギルドの敷地を借りれる事になり、そこにバスを出して泊まる事になった。
まぁ、下手な宿に泊まるよりバスの方が快適なので素直に嬉しかった。
食事も終わり、お風呂にでも入ろうかと思っていると葵さんが騒ぎ出す。
バスに近づいてくる人達がいるようだ。
慌てて確認しにいくと、やって来たのはルナ様達であった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます