第27話 好都合
『創造神様、ありがとうございます!』
私、ルナは唐突に祈ってしまいました。
えっ?何でお礼を言ったのか?
だってこんなチャンスがありますか?
第三王女に生まれたものの、第一王子が完璧な人で人望も厚く、兄弟の仲も良いので後目争いも起きそうにない。
なのでお父様は積極的に私を嫁がせようとあの手この手をうってくる。
あまりに熱心なので騎士学校に通ってにげたのですが、卒業と同時にお見合いをさせようとするし‥。
まぁ、私の幸せを本心で願ってくれてるのは嬉しいけど‥。
でも、私は決めてましたの!
私が嫁ぐ人は、白馬に乗ってピンチの私を救ってくれる人なの!!
だからトウマ様は私の理想の相手。
短剣を渡し、受け取らせたので強引に結婚するつもりでしたが、まさかまさか女神様の使徒とは‥。
なんて好都合!
これで私の結婚に異議を唱える者達を黙らせられることが出来る。
あまりに嬉しくて、思わす拳を握りしめてしまった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます