第12話 指を使っちゃう
唇に伝わってくるヒナの肌の質感、体温を感じるたびに愛おしさが込み上げてくる。
布団をしっかりと被って寝ているヒナのほっぺた、唇、首筋、様々な場所に静かに優しく、そして愛情を込めながら、私のものだと感じながらキスをする。
私のブレーキはほとんど機能していない。
何日も何日も寝ている間に勝手にヒナの体を堪能する。
今までだならヒナを起こさないように細心の注意をはらっていたが、もっとしたいの一心で少し乱暴になっていた。
ああ、この唇に伝わってくるヒナの感触が堪らない、好き、大好き。
私の可愛いヒナ、気持ちよさそうに寝てる。
最近おかしい。
満足できない。
もぞもぞと動いたヒナの腕が布団から出てきた。
その細くて綺麗な指を見ているとどうしても我慢出来なくなり、私は着ていたパジャマのズボンを脱いでヒナの指をキスをしているだけなのにしっとりと濡れているパンツにゆっくりと近づけた。
ヒナの指が、大好きな人の指が私の今一番触って欲しがっている場所に辿り着く。
んっ。
そっと触れただけなのに思わず声が出そうになるのを我慢する。
これが好きな人に触られる気持ちよさなのね。
今まで頭を撫でるだけ、キスをするだけで我慢していたのに、こんな事を覚えてしまったら私は...もう...。
腰をゆっくりゆっくりと動かして勝手にヒナの指を使って気持ちよくなる。
撫でるようにヒナの指はさっきよりも湿っている場所を刺激してくる。
ヒナの気持ちよさそうに寝ている顔を見ながら私はヒナの指を使ってこんな事をしてる。
ダメなのに。
ダメなのにやめられないよ。
ゆっくりと動かしている腰がもどかしい。
もっと強い刺激を欲しがっている。
でもダメ。
これ以上はヒナをおこしちゃう。
パンツ越しにでも分かるくらいに甘い蜜はどんどん溢れてくる。
ヒナの指にまで私の...恥ずかしい液体がついちゃってるよぉ。
ここまできたらもうこれだけの刺激じゃ満足する事は出来ない。
そう思った私はパンツに手をかけた。
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