第3話 5年後

俺は10歳になった。俺はこれまで五年間、厳しい修行を生き延びた。


五年間、様々な修行をした。体術、剣術、

短剣術、魔法、暗殺術に始まり、耐性をつけるために毒を飲まされ、モンスターがウヨウヨいる山でサバイバルさせられた。

おかげで俺は一人前の暗殺者として十分やっていけるレベルに達した。

さらに、俺は魔法が火と水の2属性に適正があって珍しいので師匠が俺の出自について調べてくれたところ、俺の父親はカスター男爵というクソ貴族で領民に恨まれすぎて殺されたらしい。母親に関してはカスターの使用人で

カスターに色仕掛けをしてるのをバレて処刑されたようだ。クソ親だな。


それからしばらく経った後、師匠が倒れた。もう3日ももたないと自分で悟っていた。

師匠は最後の力を振り絞って

「俺はお前を一人前の暗殺者にした。だか、お前はこれから自由だ。自分のやりたいようにやれ。ただ後悔だけはするなよ。」

そう言うと息を引き取った。


師匠は自分の人生に満足していたのかもしれない。暗殺者として名誉である貴族殺しを成功させ引退し、自分の技術を全て弟子へたくした。例え、人に誇れず認められない人生でもいい。俺も師匠みたいに自分の人生に満足して死にたい。


俺は師匠の墓を作り、小屋の掃除をして小屋の前にたった。

「師匠、ありがとうございました。」

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