異世界転生したら住人が英語しか話さねぇ件
黒井丸@旧穀潰
第1話 リージョンコードがバグって英語しか異世界住人が話さない件
本作は英語が死ぬほど苦手で漢文と日本語しか分からない筆者が英語試験を受けないとならなくなったので、勉強のために書いた作品です。
住民の話す英語は基本的に機械翻訳というかぶっちゃけるとグーグル翻訳を修正したものだし、主人公は生存に必要な単語くらいしか話さないと思います。筆者の英語レベルが上がればワンチャンあるかもですが・・・
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バンジージャンプ中にひもが切れた後、気がつくと見たことのない場所にいた。
石造りの壁に金髪のめのさめるような美男美女。
目の前には金色の王冠を付けた髭をはやしたナイスガイ。
これ以上はないほどのナーロッパ風中世だ。
これは異世界転生と言う奴だろう。
だとすればチート能力で活躍し、英雄として扱われるかもしれない。
そんな期待に胸を膨らませて、王冠を付けた髭をはやしたナイスガイを見つめる。
すると彼は、にこやかな顔で両腕を広げ
「Welcome our HERO」
と言った。
はい?
「the Demon King is resurrected and is in trouble」
おい。自動翻訳装置、バグってんぞ。
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「私は日本人のやまもとゆうさくです」
「WHAT?」
ほわっつ?っていったか今。
「WATASI?ARE YOU WATASI?」
お、アーユーっていう言葉は英語っぽいな。だったら
「まいねーむいず ゆーさく やまもと。あー、ICAN SPEAK ENGLISH A LITTLE」
(わたしちょっと英語出来る)
と英語で言ってみた。すると
「Oh yeah ! Yusaku Yamamoto. Nice to meet you. Please fight as a sacrifice to save our country!」
だから、わかんねぇって。
まあファイトとかいっているし、チート能力で戦ってくれってことだろうか?
そう考えていると、それなりに立派な剣を一本用意して渡してくれた。
「This is a farewell. Now die for us.」
どうやら戦えということらしい。。
「あー…オーケーオーケー あはははは…」
流暢な英語がわからないから、愛想笑いで答える。
その態度に王様は満足したのか鷹揚にうなずいた。
なんかヤバい契約書にサインしたような不安感があるが、なんでだろう?
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ようこそ勇者よ と入力したら Welcome brave
brave 単品だと 勇敢な
勇者 で再検索すると HERO となりました。
この場合私たちのヒーローと言う意味で our HERO としましたが、前途の多難さに頭が痛いです。
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