8:プロット殺人事件(架空小説)
俺はプロットを立てないと豪語する人が大嫌いなんですよね。
(アマチュアはアマットと言うらしいが、呼び方なんてどうでもいい)
恥ずかしいなと思う分にはいいのよ。
プロットを立てて小説を書けないことを自慢する意味が分からない。
それは、自分が立てた計画を実行できないということ。
通常は……
例:ミステリーで考えた時
1 連続殺人事件が起きる
2 探偵である主人公が数人の仲間と共に調査を開始する
3 仲間が一人犠牲になる
4 主人公が殺される
5 仲間のみになる
6 仲間が犯人を突き止める
7 実は主人公が生きていて真犯人だった
というプロットを立てたとする。
どんな伏線を用意するか?
伏線を用意したうえで、どうミスリードするか?
プロットを立てておけば、構成を自由自在に変えることもできる。
このミステリーを犯人探しにするか、主人公を追っていくかでも構成は変わってくるからね。
順番を入れ替えるだけで、名作になるかもしれないし。
冒頭に何を持っていくのか、何を持ってきたらいいのか?
自由度がないのは【プロットのない】作品なのよ。
細かく設定する人もいるけれど、綿密な話をしているのではなく、大まかな流れを作り自由自在に操れるようじゃないとプロになんてなれないと思うの。
仮に一作ヒットしたとして、それにプロットが無ければ何がどう上手くいってヒットしたのか自己分析できないし、入れ替えをすることを常日頃からできない人は単調になっていく。
一作読めば充分となる作品は、常に流れが同じなの。
それは癖となっているから。
自由発想で物語を作るには、プロットと目的が必要だと思うのね。
そんなわけで、今日は……
タイトル:プロット殺人事件
小説家である主人公は小説のプロットを立てていた。
最近売れ始めたミステリー作家。
ある日、次回作のプロットが盗まれ、そのプロット通りに殺人事件が起こってしまったのである。
果たして犯人は? 主人公は連続殺人事件を止められるのか⁈
こんな話にしましょう。
さて宣伝練習。あらすじがあると考え容易いが。
【72番目の悪夢! 止まらない連続殺人事件】
タイトル:プロット殺人事件
ミステリー作家である主人公の次回作『100人の殺人』というプロットが何者かによって盗まれてしまった。手書きだった為、控えもない。
困っていたところに、ニュース速報が流れる。
なんとプロット通りの殺人事件が始まったのだった。
恐怖に怯える住民、果たして犯人は誰なのか。
この連続殺人事件を止められるのか──?
第78話 犯人は複数いる?
やっとここへ来て、犯人像が分かり始めたということですかね。
プロットは立てるというよりも、組み立てましょう。
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