第弐拾参話 適用! [ガン=カタ]の力!
「で、例の対要塞用爆弾は完成しているんですね?シキシマ博士。」
「もちろんじゃ!天下の殺戮兵器開発者じゃぞ!」
「自称するのですか、、、」
「そうじゃ!そしてこれが、圧縮荷電粒子爆弾じゃ!」
シキシマが端末を開き、3D状にされたデータを開く。
「これが、、、圧縮荷電粒子爆弾ですか、、、」
そう言ったのは、作戦にてこの兵器を使用する、サブロウ少佐だった。
「この爆弾はすごいんじゃ!本来莫大な電力と、異常な長さを必要とする、荷電粒子圧縮砲の威力を戦闘艇に乗れされほど小型化して撃てるのじゃ!まぁ、専用の機材置くから、採用はされないじゃろうが。」
「あれほどの威力があれば、壊せそうですね。」
「もちろんじゃ!お主がいいなら取り付けるぞ!」
「必要であるなら、取り付けます。」
「いいんじゃな!取り付けるから、お主らは出てっていいぞ!」
「いえ、私の機体なので見させてもらいます。」
「私も、見させてもらいましょう。」
キシベ艦長もサブロウ少佐も、格納庫に残る。
ピュイン、といった音とともに、ジークはシュミレーターを起動する。
「マスター!例の奴の準備できました!」
「そうか、試してみるか。マキア!通常のシュミレーターを開始してくれ!」
「わかりました!」
シュウーン
モニターの中に、データで構成された世界が広がり始める。
「仮想敵展開開始。戦闘準備完了。シュミレート開始!」
ズウィーン
戦場で幾度となく殴り、裂き、切り、撃ち落した、敵が湧き始める
ジャキッジャキッ
開始と共に、機械の体を得ていた彼は、既に持っていた、2丁拳銃を眺める。
ヒュヒュヒュン
手に持った拳銃を眺めている、神とも見れる鋼鉄の巨人を、湧いてきた浮遊体は囲みと、弾丸を放つ。
シュバッ
2丁拳銃を構えた巨人は、地面を蹴りつつ低姿勢になり、放たれた弾幕を回避する。
ズダダダッ
低姿勢のまま、構えた2丁拳銃を敵に放つ!
ピギュピギュピギュ
拳銃からは、光の柱がいくつも放たれる。
グシャグシャグシャ
光柱は敵に当たる、文字通りの穴を開ける。
「これがシキシマ博士の開発した、荷電粒子砲拳銃と私が習得した[ガン=カタ]の力です!」
マキアは誇らしげ言う。
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