第肆話 出航! 機械方舟!

戦神が耀キを纏い、近づき、叩き切る。

戦神の死角にある敵を、見つけは、撃ち落とす。

彼自身も狙われるため、止まらずに、撃ち落とす。

周りの兵も神に感化せれ、敵を落とす。


「総員戦闘準備、主砲装填、いつでも打てるようにしておけ。」壮年ぐらいの男性の声が艦内に響き渡る。

「主機点火。磁力スラスター噴射。アークイド、出航する。」

崖が開き、宙に浮く戦艦が出てくる。

その箱舟は戦艦ながら羽が生えていたのだった。


戦斧の舞と銃撃による戦争の一部始終はもはや一方的な機械に対する虐殺だった。

その虐殺は、感情のなき機械に恐怖を与え、それらを操る敵へいにも恐怖に似た感情を植えつけた。

「おい、あれじゃないか。」

ジークが戦神の支援をしながら話しかける。

「おやおやぁ、やっとでてきたののかい。隊長機が。」

叛逆軍の機体ほとんどが無人機になっているのだが、強力なジャミングなどの長距離通信に対する妨害が存在する今、従来の基地や空上空母から遠距離で操作するといった行為が行えなくなったのだが、通信技術も発達しており、近中距離なら空上戦闘艇の遠隔操作など可能になっていた。

又自動操縦を全機に搭載するのは無理があったが、こちらも超高性能自動制御制御装置の発展により、隊長機が一機前線に出るだけで1000機近くの空上戦闘艇で侵略が可能になっているのだった。

これらにより奴らは人員も規模も連邦軍より劣りながらも対等かそれ以上に戦うことが可能になっていたのだった。

しかし隊長機を落とすことにより敵機を行動不能にすることができた。

もちろん隊長機が敵機に近づくことは少なく狙いづらくはなっていた。


戦神の一柱が敵陣に突っ込みもう一柱が支援をする。

二対の戦斧を振り回しらたき落とそうとする。

特徴的な緑色に塗られ、アンテナを増やされた敵の指揮官機は特徴的な軌道で宙を舞い逃げつつも小型ミサイルを放つ。そのミサイルの爆発が彼女に当たる前に撃ち抜く。

耀キにより生まれた加速力を無駄にすることなく突撃しては、無駄のない戦斧捌きを魅せ切り潰そうとする。


「特殊な電波を二件受信しました!!」マキアがいきよいよく叫ぶ。

「発信者は?」

「一つは奴らのです。」

「望遠モードにしてくれ。」

「はい。」

そこには巨大な緑色の浮遊体。資料でよく見た奴らを格納しているとされている空母が浮いていた。

「砲塔こちらに向きました!!回避してください。」

光線が彼の目の前に落ちる。

「高エネルギー確認。圧縮粒子砲飛んできます。」

さっき飛んできた光線は、敵の攻撃の一部であった。

彼らの周りに隊長機以外の場所に、弾幕が降り注ぐ。

「もう一件はなんだったんだ。」切迫詰まったように彼が聞く。

「ちょっと待ってください。味…」

ピギュ グシャア

敵の空母から強力な圧縮粒子砲が直撃した時の音が響くの、それと同時に通信が入る。

「お前ら、大丈夫だったか?」

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