勘違いの小犬2 魔王降臨
数カ月前、アルファ症候群で、私に指3本で締められた小犬ちゃん。
当時、子供達を<チョロイ>と言い放ち、我が物顔で家族を噛んでいた。
現在、小学生のお姉ちゃんから、再相談を受ける。
「自分の事をどう思っているか?」聞いて欲しいと言う。
散歩の途中で、我が家に寄って聞きたかったが、
全力で我が家に近づく事を拒否するらしい。
しかも、幼稚園児の弟を、変わらず噛んでるそうな。
ほ~~う、まだ人を噛むか?では、遠隔で話を聞こうではないか。
「小犬ちゃ~ん、お話いいかな?」
<来ないで来ないで!間違っても、ウチに来ないでーーーー!!!>
「落ちつけ。そこには行かないから。
判ってるよね?私のいる所(近所の家の前にいる)
上のお姉ちゃんの事は、どう思ってる?」
<優しい>
「下のお姉ちゃんは?」(今、私の横にいるお姉ちゃん)
<・・・・同等>(怒られると思って、忖度したでしょ)
「下の弟君は?」
<手下>(コラっ!)
「いかなる理由があろうと、人を噛んではいけないと言ったよね?
犬は人の下!弟君を噛んではいけない。
お姉ちゃんの言う事を、ちゃんと聞く!
今度噛んだら、私がその家に行くぞ?」
<・・・・・・・・>
さっきまでギャン吠えしてたのに、静か~になってる小犬ちゃん。
下のお姉ちゃんには、
「言う事を聞かない時、噛む時は、
<ハスキー姉さんに言うよ><オバサン、連れてくるよ>と、
言ってごらん( ̄▽ ̄)
お散歩は、無理にこっち側を通らないで、
小犬ちゃんの行きたい方向に連れていってあげて」とアドバイス。
後日。
机の上の物を取ろうとした小犬ちゃんに、
<ハスキー姉さんに言うよ>
!!!
取るのを辞めた小犬ちゃん。( ̄▽ ̄)
1度やめたのに、再度取ろうとした小犬ちゃんに、
<オバサン、呼ぶよ>
!!!!!
周りを見回し、お母さんの後ろに隠れた小犬ちゃんの姿が(≧▽≦)
小犬ちゃんにとって、私は恐怖の大魔王になっていた。
いいよいいよ、それで小犬ちゃんが良いコになるなら。
とにかく、噛・む・な!!
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