カワセミセナとヤスリブ世界
カワセミセナとヤスリブ世界 第一章 アスク王国への道
???「あなた達は?」
そこには、20代前半男性が、立っていました。
???「村まで案内しますよ。」
その男性が言うには、そこはヤスリブ世界というらしく、その中のクールル地方のキャラバン村らしい。
???「私はマナトといいます。あそこで長老がまっているので、膝詰めの会話をしてやってください。風を引かないように。」
セナ達は、状況がよくわからないまま、マナトの言われるままに、その家に入っていきました。そこでは、セナが前にいた世界の隅から隅まで質問攻め
にされつつ、セナ達も長老を質問攻めにしていました。
* * *
一方で、マナト達は、ミト、ラクト、ケントと呼ばれる人たちと、酒場で次の交易をどれにしようか選んでいました。
ケント「なあなあ、この、アスク王国への交易、いいんじゃないか?」
ラクト「いいじゃん!これにしようよ!」
ミト「でもこれ、23人制だよ。」
ラクト「多っ!」
マナト「そうだ!あのセナっていう人たちをさそったらいいんじゃない?」
ケント「いいねえ!そうしたい…ところだが、彼ら、まだキャラバンに入隊してないぞ。」
マナト「セナさん達も、僕みたいにマナを取り込むのかなぁ。」
ケント「まあ、続きは明日でいいんじゃないか?」
ミト「分かった。じゃあ、また明日!」
* * *
翌朝
マナト「ええっ、セナさん達、まだ長老の家に⁉」
近所のおばさんに話を聞いたマナトは、長老の家に一目散に走っていきました。そこでは、長老やセナたちが、机に突っ伏したり、床に横たわったりしていました。そのとき、長老がむくりと起き上がりました。
マナト「長老!また前と同じことになってるじゃないですか!」
マナトは二ホンというところから、異世界転移してきて、その時に、長老と徹夜でチキュウの話をして、熱を出したのでした。
長老「やあ、すまんすまん。ただ、今回は熱はないぞ。」
マナト「ところで、相談なんですが…」
長老「こやつらと一緒に行きたいというのじゃろう。いいじゃろう。マナ
も取り込んでいるようじゃしな。」
マナトは喜びと同時に、ほぼ全員がマナを取り込んでいるということに、驚きを感じました。翌朝、セナ達は出発の用意をして、ラクダに荷物を積み、アスク王国への長い道のりを歩きだしました。
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